欧羅巴円舞曲 II ウィーンの香り (9) Wien Hauptbahnhof : 2

天気予報があまりよくないと言われていたような気がしていた本日。結局、夕方にまとめてどばっと降った時間帯は確かにあったけど、逆に言えばそれだけ。ただ断続的に雷鳴はしていたから、しばらくは不安定かな。とりあえず台風こっち来んでええから。
さて欧州旅6日め、今回は中央駅の主役・赤いアレを中心に。

大屋根の下で、次に来るものを待つ。

ずっしり迫力の見た目より軽量化には注力してるんだろうけど、地震国には真似できない大胆構造。一昔前のかくかくした CG みたいで、一周回ってかっこいい。

しかし乗客多いな。平日とあって若者より年上の人が多数派とはいえ、キャリーバッグも多いし、みんな夏休みでおでかけかな。この程度の人出は序の口に過ぎなかったことを後日知るのだが、それはまた今度ゆっくり書こう。

そうこうするうちに、また1本 Railjet がやってきた。

機関車が最後尾につくとこうなる。先頭になる客車に運転台つけといて、協調運転する方式。前面形状も結構似せて作ってあるし、デザインももちろん揃えてあるので、そんなに違和感はない。

どうやらこれは数分遅れで到着した、RJ 265 と 763 の連結。ミュンヘンとインスブルックから来て、ザルツブルクかどっかでくっつけてここまで来ている。前者はここまで、後者はさらに空港へ。空港行きは30分に1本くらいの間隔で存在するようだ。もっとも、我々観光客はお手軽に CAT 使っちゃうんで、主にウィーン以外の国内にお住まいの方向けなのだろう。
毎度思うのが、連結や解除の作業する人は狭いところで大変やなぁ。でっかいダンパーあるから挟まれないとわかってはいても、車両の隙間でごそごそしなければいけないことに変わりはない。おつかれさまです。

発車までしばらく眺めていようとしたら、手前にどんどん来た。

しかも並走。って、あれ? なんだその特殊塗装だかラッピングだか施された客車は。どう観てもオーストリア国旗の柄だが、なんの記念かな。調べてもいまいちよくわからんのが残念。

ホームと面していない線路上を通過していくついでに観察する間もなく、今度は我々のいるホームにまで到着。忙しい。

RJ 640 ザルツブルク行き。も並んで、再び構内が赤く染まる。
さすがに日本の新幹線みたいな高頻度運転ではないし、発着時刻がちょっとずれるくらいは日常茶飯事だけど、国内各地を結ぶ幹線としてとても便利に使われているであろうことは、乗客の様子から伝わってくる。乗ったらすごく快適なことは身をもって実感したばっかりやし。
なお後日旦那さんが気づいたことがあって、おそらく前回はここまで目撃数は多くなかったはずだと。我々の初回訪問から間もない年末、当駅と西駅に分散していた RJ の発着がこちらに一本化されたことは、ÖBB の発表で知っていた。そりゃ純増に見えるはずやわ。

空港行きが出発するのを待って、当駅止まりは回送のお時間。せっかくだからお見送り…

ってポリス柄かい! 確かオーストリアのパトカーってまさにこんな色なんだよな。PR を意図してクルマと同じ色を纏う発想は、国の東西を問わないようで。

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