欧羅巴円舞曲 I ブダペストの空 (38) ÖBB Railjet RJ62 : 1

昨日あたりから俄然涼しくなってきた。昼でもエアコンいらんし、寝る時も快適。なんだかんだ言って「盆過ぎたらそろそろ秋」には徐々になりつつあるということか。ちょっと前まであれだけ暑かったので、落差がすごい。風邪ひかんように気をつけよ。
さて欧州旅4日め、移動手段の主役登場でございます。

近年ヨーロッパへ来るたびに「アレいいなー乗ってみたいなー」と思っていた、そのアレに乗る前提で今回は旅程を組んだ。

うん、読めん。最後までマジャール語はさっぱりわからなかった。が、そこは国際列車、列車名と停車駅だけはさすがにわかる。RJ62、ウィーン経由ミュンヘン行き。

過去にその姿を見かけたウィーンもプラハも通過タイプのターミナル。終端に停まっているところを観るのは、これが初めてだったかもしれない。

というわけで、深い赤が美しい ÖBB ご自慢のフラッグシップ列車 Railjet とご対面。他国の車両が当たり前のように乗り入れてくる光景に、改めて「地続きで隣接する国々」を実感する。
ちなみに「きっぷを拝見します」ゲートはこの時点で通過したのだが、特に拝見されることはなかった。一応書いてるだけか。

あらかじめ日本で指定席を確保しておいたので、乗車にあわてることはない。とりあえず先頭行ってみる。

ここのところ、機関車と客車の塗装コーディネートがよくズレると評判(?)の当列車だが、今回は特にそのようなこともなく基本の組み合わせ。柄の向きもちゃんと揃った Taurus さん。よろしくねー。

お、駅名標みっけ。異国から乗ったんですよ感を強調しておく。

ついでに周囲の機関車も観察。絵に描いたような、というか日本にも似たような形状がありそうな旧世代のでこぼこカマもいて、ちょっとうれしい。

近代的な車両もこれはこれで。やっぱり日本のやつと色合いが似ている気がする。紺色がかった青にクリーム色となると、ねぇ。

て、あと10分くらいか。そろそろ乗ろう。だいぶ引き返し、後ろから2両めに乗り込む。

「26号車」だからといって20両以上あるわけではない。途中駅での分割や連結に備え、もともと車両番号が十の桁単位でざっくり切って割り振ってあるので、この時点では実質6号車。
観ての通り、車内の案内表示はとっても見やすい。多国語表示は乗り入れ先によって変わるのだろう。あードイツ語読みやすいなー(喋れるとは言っていない)。

ウィーンまで2時間半ちょっと。途中停車駅はすべてハンガリー側。到着時刻は、列車が遅れるとそれに従って1分単位で訂正が入ることに、のちほど走行中に気づく。むしろ日本より細かいのでは。

等級のつけ方は飛行機とちょっと違い、エコノミー(2等車)・ファースト(1等車)・その上にビジネス。座席幅の広さとコスパの良さを考えると、ほどよいのは1等車かな。てことで我々も1等車である。
なお大荷物をどうしたかというと、旦那さんが根性で頭上の棚に載せた。ほんとは荷物スペースもあるんだが、乗車時にはもう埋まってたし。

そうこうするうちに、ほぼ定刻で列車はとても静かに動き出した。

乗った後で気づいた、バスのりば側のエントランスの雰囲気を、車内からちらっとだけ覗いて。

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