マルコをたずねて三千歩 (3) むかしの字・1

今日の仕事はいろいろと振り回された1日だった。あうんの呼吸で回っていたものが回らなくなると何かと面倒が多いということを、改めて実感しげんなりする社員さん。無茶振りにどこまで応えるかってのも普遍的な課題なんすかねぇ。
まあそんな話はさておき、民営化前地下鉄見学会は第1部完。次回から日を改めてのお話となります。

この日はちょうど祝日(建国記念日)だった。わざわざはしっこの車両まで行って、例のものを確認。

「旗日」の言葉はなんだかんだで現役である。公営でなくとも神奈中など先例があるので、民営化後も続けてるんかな。

せっかくなので車内チェック。あー、いますね。「路線ご案内」の左に。なおココまでは手が回らなかったようで、諸々切り替えの早かった御堂筋線ですら、この案内シールは手付かずな模様。

こっちはさすがにお取り替えしたかな? もしくは検査証と一緒でシール対応。それよりまず、このフォーマット自体にすごく昭和を感じる。改行具合とかカラーリングとか全般的に。

マークはあらゆるところに潜んでいる。観る方もチェックしきれず。気づいたら変わってるんやろな。

本町まで戻って、ここはあえて四つ橋線を選択。

こっちも観ての通りなんだが、本題はそこではなく、めざしている駅がこの線にある。

肥後橋。って過去に利用歴あったかなぁ。普段はあまり使う理由がない。なんせ、次はもう西梅田だし。

うーん、普通にいまどき仕様やねぇ。勘で探すのはあきらめ、おとなしく便利なモバイルデバイスに助けを求める。あ、そっちか。行き過ぎた。通りの西岸に渡り、やや南へ引き返すと、9号出入口がある。

うわ。これはすごい。なんともいえぬ味わい溢れる逸品。
交通局で以前使われていたという、名もなき独自書体(通称・ひげ文字)による表示。数ある駅入口の中でも、このタイプが残されているところは大変少ないらしい。

実際に改札へ続く階段上の横長版は、さらに明らかな経年を感じさせる。橋の「くち」落ちちゃってるし、いつかはお取り替えなんだろうけど、まあそれはビル次第ってことで。

と、ひとまず目的を果たしたところで、この日はお開き。

中の人の情熱みなぎる駅長室は、きっと今後も季節に応じて変化を見せるのだろう。

ちなみに、梅田まで戻ってついでにバス停ものぞいてみた。澪標つきのバスアイコンもろとも、現在は無地のシールでべたっと隠されている。いやその、もうちょっと工夫しようか。

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