マルコをたずねて三千歩 (1) くすりの街

連休が明けて社会復帰は比較的スムーズにできたものの、ある程度流れが落ち着いてくると地味に疲れが。それでも徐々に「できるところから分業」体制ができつつあるので、最盛期よりはちょっとずつ楽になってきたかもしれんな。
さてここからは、昨年度末までに〆切のあったモノを集めに行ったお話。

ニュースなどで流れてきた情報を踏まえ、我々は駅へと向かった。

すでにこの掲示は過去のものとなっている。
いろんな経緯から「大阪市交通局」が民営化される、と明確なアナウンスが出始めたのは、多分今年に入ってから。その施策の是非はおいといて、ともかく公営であることを如実に示すその名称は消滅確定。ならばその前にと、保存というか記録というか、今回の目的はそこにある。

余談だが、数回に分けての攻略となった今回の作戦、ついでに未乗車区間の制覇も兼ねていた。それでいきなり大日スタート(モノレールワープ使用)。

早々に谷町線をクリアしたところで、本題に戻って堺筋線へ。

まずは掲示物の類をどんどんあたる。目的は、黄色い帯のところにさりげなく入っている交通局のマーク。大阪の O と交通のコを重ねたこの形状、コマルとかマルコとか呼ばれているこちらも、民営会社ロゴと入れ違いで姿を消す。

とはいっても、組織名の文字列表記も含めたら掲示箇所は膨大な数になる。全線全駅すぐに消せるとは思ってないんだけど、現時点でどのくらい進んだのかね。

なわけで、なんとなく北浜下車。長年見慣れた、ラインカラーを背景とした電車アイコンの中にもマークがある。

地上の出入口看板にももちろんある。これなんかすごく綺麗なんで、どう観ても駅番号導入時に新調したものと思われるが、またお取り替えかー。

地下移動ばかりじゃ飽きるので、ちょっと散歩を挟む。

北浜から淀屋橋にかけてのエリアは、とにかく製薬業界がひしめいている。一見して歴史の長さを感じさせるこの建物は、タケダのかつての本社。今は資料館として使っているようだ。

道を挟んですぐ隣には大日本住友製薬。外から見えるように、創業期をしのばせる資料が展示されている。

さらに隣のブロックには田辺三菱製薬。近年(10年ちょっと前)合併したからか、たいへん大きく立派な現代的建物。

そしてその向かいには塩野義製薬。タケダ以外はすべてここが本社なので、このエリアが昔から薬業界の一大拠点だったことがこれだけでもよくわかるというもので。ただなんというか、仕事でこっちの業界の案件に携わったことも数回あるため、なんとなく他人事と割り切れない感もあったりなかったり。

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