欧羅巴行進曲 (47) 第三楽章/Wien Hauptbahnhof : 4

また一段と気温が下がった感。やせ我慢で出し惜しみしてもしゃーないんで、パジャマを真冬レベルのものに切り替えた。これ以上寒くなったら羽毛布団も2枚重ねにせんとなぁ。
さて帰ってきたウィーンですが、体調悪い割に撮るものは撮ってるという話。

というわけで本日2度目の Hbf(省略表記)である。さっさと宿に戻ってバファリン飲めばいいのに、なにか来ると思わずカメラを向けてしまう。

ただ、とっさに撮ったコレ、実は特殊車両が含まれていたことが帰国後に判明。中央の黄色が入ったデザインの車両は Hilfszug(救援車)だった。海外来てもやっぱり出るネタ体質。

さらに、ほどなくして今度は貨物列車も登場。

この向きに走るものしか見かけなかったのは、まだ運用移行が完全に終わってないせいなのか、はたまた時間帯によって偏りがあるのか、どっちなのかは定かでない。
こちらには「いかにも」なものが連結されていた。

昨今話題の(そろそろしつこいか)フォルクスワーゲン系列の専用貨車。クルマの部品等を運ぶためのコンテナが連なっていた。エンジン専用と書かれた箱もあったな。

railjet も順調に運行されている。

できれば後でもっかい、きちんと編成写真のひとつでも撮りたいもんだ。

なんにせよ、いっぺん宿に帰って頭痛をなんとかしよう。駅の南側に出ると、ぽつんとした電停が現れる。

Alfred-Adler-Straße という名称。以前は駅の北側で折り返していた路線をここまで延長し、駅から使いやすい系統を増やしたものと思われる。要は駅の再構築に合わせた新設部なわけで、そりゃ周囲なんもないわな。再開発が進めば、いずれ背景は激変することだろう。

この D 系統で戻る。絶賛建築中の建物を観ながらロータリーを周回、そして駅の高架下へ。

おや? なにやら仮設テントや仮設トイレ(オレンジのトレーラーもトイレ)が大量に並んでいるぞ。もしや。

予想は大当たり。難民の一時滞在エリアだった。西駅以上に国際列車の多い中央駅にもかかわらず、難民然とした身なりの人が見当たらないのを、不思議には思っていた。東口サイドに全部集めていたのか。
東口コンコース内には、それと思しき人々の姿がちらほら。炊き出しも行われている。高架下の電停・Hauptbahnhof Ost で停車すると、出入口のガラス越しに小さな男の子が手を振っていた。彼の最終目的地がどこかはわからないが、旅を続ける人にも、送り出す人にも、ともに穏やかな日々が訪れることを願いたい。

そんなこんなで、D 系統の北行き方面用らしき Gußhausstraße で下車。

そろそろ仕事を終えて帰る人も出てきたようだ。キックボードで軽快に走り去るおじさまを見送り、宿に引き上げる。

Like
Share

公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。