ニュータウンのかほり (4) 走る象徴

今日は暑かったー。買い物とかクリーニング屋くらいしか行ってないんだけど、青空にもくもくと浮かぶ雲の様子はもはや夏。もう一段重なったら立派な入道雲が出来上がる勢い。梅雨もまだだというのに。なんにせよ、爽やかな季節はそろそろ終わりか。
なわけで千里中央ぶらぶらの巻ラスト。

ところで、アレ来ませんかね。アレ。

だいぶ粘ってようやく来たと思ったら初期型。ほら、せっかく北大阪急行の駅だから自社車両が観たいなーと思って。しかしポール2世(ポールスター II)の最初の2本は全面銀色で、初代のイメージとは随分違うものになっている。そういう意味では3本目以降が来ればベストだったんだが、まあそれはさておき。

どうやら今日の車両運(?)はあまりなさそうだ。とりあえず駅の観察を続行。

ホームから天井を支える柱は、平たい板をぐるりと巻きつけたような形状。広告枠の空いたところを埋めるデフォルト柄もどことなくレトロ感あり。

柱本体の表面に合わせて、縦長タイプの駅名標もこのとおり。曲がってても読めればいいのだ。

一方、たまに大変いまどきらしいポスターが貼ってあることも。気合の入ってないキャラが各社に存在するのは現代らしい一面。そしてダジャレ。北急→北鳩→ハッと、ねぇ。うん。

新大阪以南のようにガンガン来るとは言わないが、それでも御堂筋線の半分はここまで乗り入れてくる。

改札外から飲食店街と電車を上下平行に眺められる、おそらく全国的にもかなり珍しいであろう構造。眺めるだけでも楽しい。

そして、御堂筋線主要駅などにも通じる伝統芸「蛍光灯アート」も全面的に残されている。

構内図を改めて観ると意外と対称じゃない部分もあるけど、それでもだいぶ整った形状。

70年万博に合わせて急いで作られた特殊な路線は、その後は千里ニュータウンの住民の暮らしを支え続けて今に至る。長らく変わらなかったその姿が、今後数年間で大きく変化しようとしている。

この左側に2駅追加。だいぶ前から計画のあった延伸がついに実現する見通しとなり、箕面市域が終点となる。てことは、始発でらくらく座って通勤、を理由にニュータウン住んでる人はちょっとばかり残念ですな。まあ当家も公団物件がもうちょっと条件よかったら住んでた可能性あるんだが。

さらに粘った甲斐あって、あきらめかけた頃に初代ポールさんようやく登場。

すでに半数以上が廃車となってしまったけど、個人的にはまだこの白っぽいイメージが強い。ので、新車がこの雰囲気を踏襲する方向に軌道修正してくれたことはとてもよかったと思っている。

こうして、せんちゅう探訪は終了。この後そのまま南下して大阪市内探訪となったわけでして。

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