実録・おひとり様物語 中枢編 (2) 地上の流星群

ただいまー。甲陽線は昼頃治ったそうで、まずはよかったよかった。二の腕も肩も腰も背中も超ばっきばきだが、今回の東京の続きをさくっと行ってみる。基本的に全部夜の話。

数々の事故に少々意気消沈しつつ、19時頃に宿到着。チェックインして窓を開けた瞬間、今度は別の意味で言葉を失った。

あの、東京駅ビュー確保されすぎなんすけど!

京王プレッソイン大手町。その名に反して最寄り駅は多分神田。でも東京駅からの方が夜は安全かも。という使い勝手はさておき。
予約したときは値段と清潔度以外なーんも考えてなくて、後で地図観て「ん?線路際?」とようやく気づいたほどだった。が、現地入りしてみて判ったのは、東京駅が真正面に見える部屋は限られるという事実。目の前に高速通ってるから下層階は無理とすると、多分10部屋かそこらちゃうかな。逆に、駅は要らんから線路を真横から観たいって人のニーズには相当数応えられる気がする。
しかし最近、全力で狙いにいってるわけじゃないのにトレインビューな宿にやたら当たる件。今がそういう星回りなのか。

ひとしきり羽を休めて、ようやく21時台後半に夕食探しに出発。東京駅へ向かって歩いて一番最初にぶつかったのがサピアタワーだった。迷う時間が惜しく、イタリアンの店に即決。実際入ってみたら、ラストオーダー10分前。危なかった。

眼下には駅の入口。東京っちゃ東京だが微妙に違うテイストやなぁと眺めているうちに、ふと脳裏を静岡や浜松がよぎった。あぁ、東海側だからか。
料理ははっきり言ってお値段高めな気はしたが、たまにはいいや。イベリコ豚美味かったよ…。あと予想外だったのが、サービスでつけてくれたパンもやたらと美味だったこと。

50A が気になって、八重洲側をうろうろ。夜行バス乗り場に座り込む人が読んでいたチラシを観て、混雑の理由にひとつ思い当たった。新横で駅員さんが一生懸命何か言っていたのと同じ原因だな、きっと。夜行バスは大学時代に2度乗って完璧に懲りたので、あの人たちはタフやなぁと、そればかり思った。
結局東京駅を外から撮るのは難しそうだったので、諦めてふらりと浜松町にでも行くことにした。東海道線ホームには、懐かしいやつがいた。

373=ながら。こないだ乗ったけどあれはホームライナーだから除外。バス乗るくらいなら、やっぱりこっちを選びそうな気がする。と、定期便廃止決定してから言うのもちと空しい。

夜の浜松町で撮るのは3度めか。前回雨でぐだぐだになった動画のリテイクで 50A をひとまず確保しつつ、だめもとで夜の流しに挑戦。いやー、やっぱりだめだった。

かろうじて「なんか500に見えなくもないかね」レベルのこれが、一番ましな部類に入るというのはどう観てもだめやろ。
むしろ先頭車の捕獲は捨てて、ばっさり光跡にした方がええかもわからんね。東京タワー真横ポイントで、偶然通りかかったやつ(N か無印か、ともかく700)で遊んだこっちの方がある意味よかったりするんかも。車体色はわかるし。

これの前、ながらを流そうとしたらもっと大失敗したのは秘密。

日付変更すれすれに部屋に戻ったら、夜景の光量がだいぶ変わっていた。

時間が時間だけに、新幹線サイドは完全終了。終電の遅い在来線も随分まばらに。ひときわ目立つ中央線ホームと、隣の赤レンガ駅舎屋根をクローズアップしていたら、すぐ下を京浜東北の233が去っていった。帰宅する人をぎっしり乗せて。

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