大暑フェスタひろしま (8) もみじの支援・1

だいぶ蝉の同時鳴き数が減ってきた。しかし、昨日から出てきたツクツクボウシが下手すぎて同情するレベル。このおもしろさを分け合いたいと思ったのだが、録音機材がろくにないのが悔やまれる。まあ蝉のためだけに揃えるのもどうかと思うので。
えーと、広島の旅はここから2日めに突入。

翌朝。自己記録を更新する5時チェックアウト。そして向かった山の中。いや、近隣に民家は存在するが、どっちかっつーと山の中。そんなに早起きしたのには、理由があった。

旦那さんの熱望による今回のメインディッシュ。ズバリ、引退がささやかれる EF 67 の0番台をセノハチで撮りたい、ということで。
しかしこればっかりは運任せ。場所取りは先着順。最初に目をつけた踏切は、同業さんが動画含めた重厚な体制で広々と構えていたので、いきなり単機で現れたお目当てを見送るのがせいいっぱい。

ということで若干場所を変える。

また単機が来た。こうやってちまちまと補機を返して、後の列車に備えるのだろう。

ここはトンネル出口をほぼ正面から観ることができる。昔の名残で壁の上部が煤けている、と旦那さん。電化された当時は随分楽になったに違いない。

通過に伴う風の中を振り返り、力強く後押しする赤い力持ちを見送る。かつて碓氷にも足を運んでいた旦那さんはともかく、わたしは考えてみればプッシュプルな列車を観る機会は今まであまりなかったような気がする。

この近くに俯瞰ポイントがあるというので、そっちへ更に場所を移す。

基本的に瀬野側の補機のことしか考えてないので、長編成が全部見えなくてもあんまり問題はない。

それより、上からの眺めでは逆 S 字カーブの線形がにょろっとしていてとても見応えがある。貨物は長いからなおのこと。更にコンテナの大半が同柄だったりすると、編成美的には言うことなし。

若干陽が高くなり始めた。イコール真逆光なのだが、そこをなんとか。

またまた単機。観たい方面の列車は来そうで来ない。

と思っていたら5分くらい後にようやく登場。

ん? なんだこの運送屋だらけの列は。

びっくりするほど大半が運送業者のロゴ入りコンテナだった。帰宅後にスジを確認したら、博多からの一番列車だったっぽい。
そしてその後を追うように、待望の「0番台が押す列車」。

既に後継機の製造も進む中、唯一かもしれない機会をものにできて安堵。今までセノハチといったら乗客として通過するばかりだったが、撮るのもいいね。

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