Review – 雛形あきこ : ヒナ・コレ Hina Collection / 1996.03.03

13年前か…。まずその数字に隔世の感だが、それだけの時を経て今、初めて行った市内某ぶくおふでひっそりと売られていたことに感謝。いやー、これ見つけたときはちょっと感動したなぁ。他にも大ちゃんつながりで2枚あるのだが、そっちも時間がとれ次第。

01. 笑顔の予感 (“Deep” Dream mix.)
基本的には導入部と間奏が長くなったバージョンという認識で良いのかしらん。と判断したので、詳しくは5曲めで。

02. Wonder Girl (“Deep” Club mix.)
最初どこの CLASSIX アレンジかと思った。終盤のうにうにもなんとなく moog 的やし。N 期のアルバムも好きな人は、かなりにやにやしてしまうんではないかと。

03. 揺れる恋 乙女色
初聴きの時点で思ってたけど、改めてやっぱり名曲やね。このピュアっぷりとせつなメロ、特にサビは完璧なまでにまさしく乙女色。透き通る音色の連発もたまらん。

04. Ocean View 〜海に降る雨〜
あ、リコレ時点で知らなくて後悔した曲や。厳選した音数で空間の広がりを重視したって感じがする。人のいない夏の海の夕方に流したい。

05. 笑顔の予感
当初は先生プロデュース案もあった、という話を踏まえるとものすごく納得のゆくアレンジ。メロの展開というか、葛 G の使い方というか(それはいつものことか)。なにげに一番大ちゃんらしいのは B メロやと思うんだ。

06. Wonder Girl
って元からこうやったんかい! ボーカルが入ると余計に「なつかしの(09年基準)ディスコソング」風味が増しますな。でもそこがいい。

07. Kitty Day 〜仔猫になった日〜
ん? なんかイントロであれに似たフレーズが聴こえたんすけど。ほら、エレロマの。あの曲みたいにおもちゃ箱的な楽しさをこめてるのかもしんない。しかし、「アイコン」て歌詞は96年ならそろそろ市民権を得てきた頃かな?

08. 揺れる恋 乙女色 (“Deep” Night mix.)
特に1番はエレピ以外ほぼ全部オフったもんやから、大ちゃんの声が気になって仕方ありません。むしろそっちを一生懸命聴いてしまう。

09. HINA BEATS COLLECTION By D.A. 〜Non Stop Dance Style〜
すっかりソロ曲の様相を呈してまいりました。いいぞもっとやれっていう。部活向けアレンジ作る時みたいに、思う存分好き放題作ったんかな。メロの起伏が大きいから、多少 BPM 上げてもまったく違和感ないわけで。

10. Kitty Day 〜hinaがクレイジーキャッツになった日〜
これは逆に、リミキサーの人が好き放題やりました的な。「なんだろう」だけ何度も聴いてると呪文のように聴こえてきた。そしてサブタイトルの意味が判ったのはラスト20秒。

総評:
グラビアアイドルのアルバムのつもりで(いや、本来そうなのだが)当時買った人は相当びびったやろなぁ。1曲単位でも勿論大ちゃんらしさは出てるけど、立て続けに聴くと猛烈に浅倉ワールド。こ、これはすばらしい。入手できて本当によかったー!!
…で、そうなると「2」も猛烈に欲しいんすけど。かねてから超品薄との噂なので、もし見かけたら即買いやな。

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