東京砂漠の水無月 (5) 線路の無い駅・4

今日は府内をぶらぶら。珍しく催し物に行ってみたり(よく考えたら初参加)思いつくままに途中下車してはあれこれ撮ったり。ただ地味に「立って待つ」時間が長かったので、2人とも足がだいぶ疲れております。
では本日もバスタから、建物としての見物は終盤へ。

施設本体と合わせて観ておきたいのが、入場出場の様子。甲州街道沿い(バスタの2階に相当)に出て、出入口と思われる辺りの観察に向かう。

そこへ続々と出場バスが。て、さっき4階から出てきた羽田リムジン&仙台ウィラーやないですか。信号待ちした結果、我々の方が先に出てたのね。
このように、出入口は街道に直結。「バスタ新宿前」という名の信号も増設されている。いくらなんでもこの現代日本人センス全開の施設名をそのまま書くのもどうかと思ったのか、英語表記は「新宿高速バスターミナル」的な感じに落ち着いた模様。

3階とつながるスロープから、出てきたものはこの信号で待機。見切れてるけど、この左に入口がある。

横断歩道前で眺めていたら、1本やってきて左折で入場。
この横断歩道には警備員さんが2人ほど立っていて、うっかり入ろうとする一般車を制止していた。つーか「一般車入場禁止」の表示がにわか且つ地味すぎるんで、もうちょっと強調するか何かした方がいいと思う。

街道をくぐって旧南口側に渡る。

道を挟んで向かい合う、こっちも新宿駅。あっちも新宿駅。
「あっち」の完成により、新南口(旧)・サザンテラス口があった街道南岸の改札は、作り直した新南口に加え、甲州街道口・ミライナタワー口の計3ヶ所に組み直された。タクシー使うなら街道口、バスなら新南口がよさげ。

「新しい新宿駅」の前に、出発したばかりの色とりどりのバスたちが行列を作る。

そしてこれから入っていくバスたちも同じように、バスタ専用の右折レーンに行列する。

と、こうして観ると完全に工事が終了したかのようにも思えるが、多分「改良」はまだ終わっていない。

車道の完成を最優先したのか、歩道の防御もにわか仕立て。いずれはキティさんの出番もなくなり、ちゃんとしたガードレールができるのだろう。

ともあれ、駅に新たな機能をもたらした巨大な橋上建築は、早くも景色に溶け込もうとしている。

国内外を問わずいろんな人たちに、観光やら仕事やらで使われていくことだろう。

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