オフピークさっぽろ24時 (2) 喧噪の外側

本当にそんなに降るのかと首をかしげつつ、明日の雪に備えておく。しかしなにも地元で降らんでも、出先でどばっと降ってくれればよかったのになー。
まあそんなわけであまり降らなかった札幌のお話でございます。

降ってないといっても、雪がないわけではない。むしろ、前日より前に降った分が一度解けてまた凍って、要するに氷の方が多いのできわめて歩きづらい。

そこで砂ですよ。という5カ国語解説。

今回はちょっと珍しく、市電エリアを離れて散策してみることにした。西4の電停からそのまま東へ。

日産の前に謎の物体。なんだこりゃ。これを書くにあたって調べたところ、元気地蔵というオブジェらしい。毎年着替えるらしい。

さらに進むと、びっくりするほど古い薬屋さん登場。さすがに建築物自体は明治レベルじゃないんだろうけども、端々に歴史を感じることに変わりはなく。

橋を渡って振り返れば、そこにはテレビ塔。後程訪れることにしているので、その話はまたあとで。

川の対岸に市場があるというので、ちょっと足を運んでみた。

二条市場という。染め抜かれた紋の中にかにがあることから想定できる通り、かにを中心とした魚介類を扱う店がずらりと並ぶ。ただ惜しむらくは、こちとら「家に帰るのは明日」であるため、めぼしいものがあったところで買って帰るわけにはいかないところ。

なお、市場の一部は「食堂街」となっていたが、通り抜けてみたところ居酒屋ばかりで完全に夜用と思われる。雪で底上げされた路地から、そのまま向こうの狸小路へ抜けた。

昼食をとって、散策再開。

今年も大通では雪まつり絶賛準備中。えぇ、今年も準備中だからこそ来ました。だって会期中に来るとひこーきも宿も高いんやもん。

雪かきの成果か、はたまた元から結構降ったのか、腰の高さ程度のものはよく埋まっている。

信号待ち中にふと向かいの建物を観ると、そこには嬉しそうな一文が躍っていた。去年観た函館の大盛り上がり(?)を彷彿とさせるものがあるなぁ。新幹線のないエリアというのは、だいたい似たような熱意があるようで。

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