古都の歴史と歩こう

花粉でもインフルでもコロナでもないけど、なんとなく体調がいまいちな日があったりする。食べ過ぎか、はたまた体を冷やしたか、と考えていたら、旦那さんの見解は「歳かな」。うーむ。それはそれである種の説得力がありますなぁ。
そんなこんなでしばらく空いたけど、今回は1月最終週末の日帰りおでかけから。

特にネタが思いつかない、そんなとき美術館博物館の類へ足を運びがちなのが当家。今回やってきたのは、国宝展以来の京都国立博物館。

あのときは目玉だらけの展示内容で行列もすごかったけど、普段は比較的空いていて観やすい。

ここは基本的に撮影不可につき、とりあえず中庭に面したホールの屏風で代理。
今回のお目当ては、干支の「子」に関する特集展示。昔のモノにしてはねずみの造形がかわいかったり、しっかり覗き込まないと見えないほどの小さな細工に見入ったり。大規模な特別展がない時期のため、前回あまり観られなかった平常展示もしっかり拝見。教科書に載っているレベルの名品があちこちにあって楽しい一方、楽しむにあたって求められる教養の大事さも実感できる。

ふぅ。じっくり堪能したあとは、市バスでワープ。博物館の前をちょうど通りかかったバスが、行きたい方向をバッチリ経由していたから楽だった。

岡崎公園で下車、平安殿にておやつの仕入れ。例のアレを含む6個セットを作ってもらった。

おみやげ片手に、白川に沿って歩いていたら、意外なものを発見。

今年の大河で主役を張っている明智光秀の塚。そういう年回りもあってか、我々以外にも訪れる人の姿が。

小さな祠は、それでも綺麗にお手入れされている。地元の人たちによって大切に祀られているようだ。

周囲は至って静かな住宅街。案内標識も控えめ。分かれ道の角で、いかにもな品を扱うお菓子屋さんがあるくらい。大挙して押し寄せれば迷惑だろうし、控えめのアピール具合で妥当なのかも。

さらに下って、とんでもなく細い一本橋のたもと、ベンチで休憩。

隣の大きな橋をやたら大型バスが渡ると思ったら、振り向けばお寺の門。知恩院の駐車場アクセスルートだった。

ということは、三条か四条までそう遠くはない地点。

細い路地に迷い込んだりもしつつ、四条方面へと向かう。

冬でも京都だからそれなりに人がいるというべきか、コロナの影響でいつもよりは人が少ないというべきか。

いずれにせよ、思いつくままにぶらぶらするにはちょうどいい雰囲気であった。

行きは雅洛だったんで、帰りは京阪。プレミアムカーで優雅におやつタイム。

白川沿いで2個食べた平安殿のお菓子、残り4個があっさり消える。京都駅のバラ売り売店がなくなっても、わざわざ本店へ買いに行く価値あるそすいもち。もぐもぐ。

「洛楽」の看板があっという間に外されるのを見届けて帰った。

Like
Share

公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。