みかんの国行く頃 (13) 名作を知る

えらい寒いし、昼間の大半は雨やし。この天気では散歩も捗らない。そのかわり勉強はぼちぼち進んでるからよしとするか。週末に本屋寄ってみたものの、どれも一長一短だわお値段張るわで結局買わず。とりあえずオンライン学習でしばらくやってみる。
さて年越し松山、元日午後も観光モードあり。

初詣からそのまま市内へ出かけられるようにと、カメラも財布も持ってきた。昼食後、店の前で早々に両親と分かれて電車へ。

今日も大街道にて下車。城攻めは済んだので、別の名所をめざす。

そして今日もみきゃんに当たる。もし今治に行ったら同等の確率でバリィに当たるのだろうか。

電停から北西方向に少し行ったところが、本日のメイン目的地。

控えめな門の先に2つの施設を抱える入口は、正面からでは森か庭園かにしか見えない。うん、確かにこれは別で看板立てとかんと伝わらんやつやわ。

一見して門番の詰所とわかる小さな建物は、奥の建物とセットで重要文化財。んで奥に何があるかというと、

これまた一見して何らかの由緒があるとわかる立派な建物。
萬翠荘といって、松山藩主の子孫が大正期に建てた別荘。昭和天皇が滞在されたり、役所系のいろんな施設に使われたり等々を経て、現在は催事や展示の場になっている。てっきり全館有料かと思って入館はしなかったのだが、あとで確認したら2階の企画展以外は無料だった。次回以降、大街道に寄ったら1階だけでも覗いてみようかな。

門から萬翠荘へ続く道の途中には、漱石ゆかりの場所も。松山に来て最初に下宿した場所とのことで、奥にはそれにちなんだカフェ。昼食から間がない当家は今回スルーしたものの、散策ついでに寄るのもいいね。

でだ。そろそろ本題に戻ろう。来た道を引き返し、もともと向かっていたほうの施設へ。

坂の上の雲ミュージアム。と書けば、多くを説明するまでもなく。例の「転入者専用タダ券」の恩恵を再び受け、無料で入場。

外観だけでなく全体的に、コンクリート打ちっ放しでやたらエッジの効いたモダンな建物。それもそのはず、設計安藤忠雄。ああやっぱり。順路終盤の階段には「踊り場部分に支柱がない珍しい構造」と解説までついていた。

展示内容はもちろん、あの名作に関わるものばかり。作品に登場する出来事や時代背景の解説、秋山兄弟&子規にまつわるエピソードや物品の展示、おおよそ年ごとに入れ替わる企画展などなど。大河を上回る莫大な予算を投下されたドラマから、キャストのサイン色紙が並んでいる場所も。モックンや香川照之は御本人になんとなく似ていたこともわかる(阿部ちゃんはそうでもないか)。

いろんな形で有名になった小説も、もとは新聞連載。全話原寸掲示パネルは迫力もさることながら、そりゃ新聞小説なら毎回挿絵があるよなぁと改めて気づく。

ちなみに、正月三が日に来館すると福袋がもらえるという特典もゲット。知らずに行ったんで、得した気分もひとしお。

大小クリアファイル、しおり、メモ等がランダム入り(写真は2人分から抜粋)。企画展パンフのお得感がすごいな。

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