異邦人、香港に願う (27) 広告収集

年末年始の過ごし方がおおよそ決定。遊びに行くほうへは駐車場の手配を頼み、無事確保。行かないほうではお年玉の立て替えを頼むこととなった。お年玉ねー。うちに入ってくることはないので持ち出し一辺倒だが、まあ大人世帯はそんなもんか。
ではいろいろあった香港から、おまけの恒例ウォッチングネタ。

もくじ

海外エンタメの広東語訳

映画などの作品告知はとにかく駅に多い。コンコースから線路奥の壁まであちこちに。で、あらゆる作品名が繁体字で記載(原題も併記)されており、必ずしも直訳とは限らず。日本だと洋画に邦題つける文化は廃れかけてる面があるけど(ひとえに片仮名のおかげ)、香港含め中国語圏ではまだ結構あるんやね。

「魔雪奇縁」。観ての通り最近いろんな意味で話題のアナ雪2である。漢字の圧が強い。

「未来戦士」。観ての通りターミネーターである。なお人名も繁体字化されるので、ジェームズ・キャメロン=「占士金馬倫」。

「決戦中途島」。ローランド・エメリッヒ=「羅倫艾默烈治」はいいとして、中途ってなんやと思ったらミッドウェー島だった。中途島…かっこよさ激減…。

そしてまさかの邦画も発見。あー、フォルトゥナの瞳か。昨年見かけた広瀬アリスさんと違ってみんな漢字オンリーのお名前だから人名表記は変更なしだが、きっと現地読みされているのだろう。

現地企業

MTR さんにはいつもお世話になっております。自社広告は無難にまとめたものが多い中、たまにはっちゃけたものが。

要はマナーポスターで「飲んだら(転ぶからエスカレーターに)乗るな」。ビールが洗剤並みの発泡力。シリーズ物らしく、スマホ割るおねえさんや野菜ぶちまけるおばちゃんなど類例多数。エスカレーターでは皆様ご安全に。

乗り物といえば、トラムのみならずバスもラッピングが盛ん。宝石店(特に周大福)などが多い中、これまであまり観なかったようなテイストのものに今回出会った。

広告主は深水埗のショッピングモール、西九龍中心。近年サブカルに力を入れているらしい。しかし、二次元イラストの広告は一般向けおとなしめ絵柄かデフォルメされたものしか観たことなかったんで、日本でいう青年誌寄りの絵師さんを使うとは驚いた。

日本企業

以前から多いのは知ってるけど相変わらず多い。そしてだいたい日本でも売ってる。

奥運…あぁオリンピックね。そもそも「マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック」の存在自体を異国で知る。

とうとうビオフェルミン売るようになったか。

ビフィーナ S。サイネージで動画も流してた。

「髪のレシピ!」がとってつけた感すごくて正直うさんくさいと思っちゃったんだけど、ふつーに日本販売中の P&G 製品。ノンシリコンシャンプー高くて買わんから銘柄全然知らんのよ。

日本では現在「糀肌」として独立して売ってる、肌研の「糀潤」シリーズ。あれ、のん(能年玲奈)さんがこんなところに。どうも台湾や中国本土含めて担当しているらしい。へぇ。

サロンドプロの白髪染め。パッケージは日本版の女性向け商品をベースにしているようだ。メイドさんがついてるあたりに英国の名残がなくもない。

何がすごいって、中環の乗り換え通路1列ジャックしてたこと。行くたびに増す日本メーカーの勢い。

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