相模の海をつかまえて (3) 研究は高貴で

すっかり寒くなったので、ぶり大根など作ってみた。最近になってようやく煮物に生姜を入れて食べられるようになったので(要するに生姜が苦手)、臭み消しもバッチリ。おいしゅうございました。
さて、本日も引き続き新江ノ島水族館ぶらぶらのお話。

屋内エリアの後半に、特定の生物だけ固まっているエリアがある。

クラゲ。といっても水槽がいくつにも分かれているくらいで相当種類があるのだが、とにかくクラゲの仲間だけ集めまくったコーナー。例えばこちらは代表格、ミズクラゲ。半透明の体が、青い水槽に浮かぶ模様は幻想的。

中には一部がレインボーに発光するものや、

光を当てるとあやしく輝く独特な色づかいのものもいて、クラゲコーナーだけでも視覚的にかなり楽しめるレベル。

ピンポン球が無数に転がっているかのようなころころしたものは、円筒の水槽で四方から注目を浴びていた。ただし、こう見えても結構動きが速く、追随するのはひと苦労だったりする。

えのすいのクラゲ展示がやたら充実している理由については、次のコーナーの掲示がはっきり教えてくれていた。

あー、なるほど。そこでしたか。
皇族方が魚に限らずいろんな生物を研究されているケースが多いのは知っていたが、とくに昭和天皇がクラゲ担当だったそうで。で、葉山の御用邸が近い、と言われてみれば確かに近いわな。結果としてえのすい本体もクラゲに詳しくなり、日本有数のクラゲコーナーを有するに至ったというわけで。

なお、皇室ゆかりの水生生物はクラゲに限ったことではなかった。という話を、クラゲ隣接のコーナーで垣間見ることができる。

このお名前って今上陛下ですよね。皇太子時代から研究されているのはハゼ。

ハゼにもいろいろいるんだろうけど、例えばこういうのが対象。

さらに秋篠宮殿下の場合はナマズ。
この表現が適当かどうかは自信ないが、皇族方というのはある意味、日本でいちばん営利云々に影響されずに活動できる研究者なのかもしれない。

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