欧羅巴円舞曲 II ウィーンの香り (25) Café Landtmann : 2

ひょんなことから、ぶどうが届く。お礼の気持ちらしいのでありがたくいただくのだが、開けてびっくり。果樹園から直送と思われる箱の中に、大粒品種がたっぷり5房。て、2人暮らしじゃ完食までの所要日数に不安が。連休中にジャムとか作るかな。
さて欧州旅7日め、終盤戦の前にまたまたちょっとブレイク。

仕入れたおみやを宿に置き、ひと息入れてまた出発。17時とちょい早めのタイミングだが、夕飯がわりに軽くアレをいただきに行こう。

おや、バスさんもカフェタイムですか。LED 幕ならではのユーモアある not in service。ちなみにコレも空港アクセス手段のひとつで、西駅からの選択肢としては一考に値するかも。結局今回も速くて快適な電車にしたけど。

と、いうわけで。初日に室内席が埋まってたラントマン、空いてそうな時間帯を狙って改めて突撃。今度は無事に入ることができた。

それでも、素敵な雰囲気の窓側席はずらりと予約札が並ぶ。
決して派手ではないけれど、丁寧な装飾が施された壁。暖かな色のあかりとともに白い天井に映える。空間を広く見せるために鏡を多用するのは、カフェの定番手法なのかな。

椅子席もあるけど、我々が通されたのは壁際でソファがコの字になった席。Museum の半円ソファを思い出す、すっぽりはまって長時間待ったりしたくなる系の構造がうれしい。長居前提のレイアウトは、かつて作家や芸術家たちがカフェに長居しつつ成長していった、歴史の賜物かもしれない。

お目当てはケーキセット(11ユーロ)。メランジェ1杯にお好きなケーキひとつ選べるという、我々にはぴったりの内容。午前の反省を踏まえ、しつこくなさそうな味のものを慎重に考えてチョイス。

まあ結局2人ともベリー系なんですけどね。あ、でもさっきと違ってちゃんと甘酸っぱさ優勢で、そこそこの大きさながらきっちり完食。おいしゅうございました。

とっても落ち着く席で1時間弱ほどのんびりさせていただいて、ではそろそろ今日最後の撮影地に移動しようか。

ゆっくり過ごしている間に、いつの間にかまた雨が降っていた。ずっとではなく降ったり止んだりではあるものの、今回のウィーンは思ったより雨に出会う機会が多かった。秋冬もあれはあれでヨーロッパらしい曇り空優勢になるけど、夏も結構不安定やな。

電停の屋根の下、ひしめき合う待ち客の一部となってしばし待機。あとは電車1本で中央駅へ。

おや? Imperial の前になにやら人だかりが。どうやらスポーツカーか何かを集めて展示していたようだ。思いもよらないところでいろんなイベントが催される、それが欧州の夏ということのようだ。

もうすぐ19時。夜の駅ならではのものを観に行こう。

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