欧羅巴幻想曲 I ミラノ、商業の都 (14) Parco Biblioteca degli Alberi

なにか珍しいモノがご近所までお越しのようで。観に行ってはいない。今日ずっと天気悪くて一時は本降りやったし、そもそも警備上の理由で著名スポットはことごとく封鎖。雨止む頃には家を出ても間に合わない時刻。ご縁がない時もあるわね。
さてミラノ2日め、合間にちょいちょい観光らしいことを。

M2 でやってきたのは、空港から街へ向かう途中に通過しただけの場所。

Porta Garibaldi 駅。でも目的地はここではなく。

駅から道路を挟んですぐのところに、近年再開発された区画が広がっている。Porta Nuova プロジェクトと呼ばれる、約10年にわたる大規模な再開発。その玄関口となるのが、Piazza Gae Aulenti という広場。通りがかったジェラート屋さんで冷たいものをいただいて、強くなる陽射しを避けつつ屋根の下でちょっと休憩。

丸い広場を取り囲むように、ガラス張りのビルがぐるりと建つ。これまでヨーロッパで観てきた中でも、かなりバリバリの現代的な風景。中央の水場は入って遊ぶ前提らしく、ろくに柵もないので、若者や家族連れがパシャパシャ楽しそうにしている。

広場を抜けたところに、お目当ての建物が待っていた。

Bosco Verticale=垂直の森、という物件。こう見えてなんとタワーマンション。実際に住んでいる人もちゃんといて、空室はほとんどないそうだ。
その名にある通り、側面にもふもふしている緑はすべて本物の植物。見た目のインパクトにとどまらず、夏の陽を和らげたり騒音カットなども考慮しているとか。定期的に庭師の手入れもされており、季節に応じて表情を変える。しかしまあ、よくこんなアイデアを思いついたもんだ。

そんな「森」の足元には、これも再開発によって生まれた広々とした公園。

ここが再開発地区の中央にあたる。昨秋完成したばかりで、木々もまだ若そう。しかしいずれは、公園に冠された「木の図書館」の名にふさわしく、より緑豊かな空間に育っていくのだろう。

子供たちが遊ぶ空間は賑わい、芝生では早くも日光浴を楽しむ人がそこかしこに。都心に広大な緑を配することは、暮らす人にとっても心のゆとりにつながりそう。

公園の周囲には、再開発で生まれた建物たちが他にも。

ひときわ高いのは、イタリア国内トップと言われる地上部34階の高さを誇るタワマン Torre Solaria。
あちらの奥の方に、かつて Porta Nuova 駅が存在した。1960年代、Porta Garibaldi 駅に役目を譲って廃止された後、長年にわたってまともに使われていなかった跡地が、今世紀に入ってようやく日の目を見たのが現在の姿。

今は地元民の憩いの場。空白地帯だった頃は知らないけれど、それこそ劇的と呼べるビフォーアフターだったであろうことは想像に難くない。

公園散歩を楽しんだところで、次の目的地へと再び移動。

結果として M2 を1駅分歩いたことになる。Gioia から乗車、Centrale をスルーして2駅めの Caiazzo で下車。

共和国記念日を見守る軍の皆さんが通過したバス停に、別のモノが来るのを待とう。

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