小江戸ぶらぶら (4) 細かな伝統

30周年かぁ。10周年で終了になって愕然としてた自分に「20年後にも CD 出してるしライブもあるから安心しろ」と言ったらどんな顔するだろうねー。と、TM クラスタにしか通じない話。
さて本日も川越から老舗のあれこれを。

ここでまたまたおみやげ購入タイム。今度もやっぱり川越名物、「いも」のお菓子屋。

亀屋栄泉さん。川越産の芋菓子に関しては元祖らしい。
軽く店内を物色していたところ、商品とは違うものが目に止まった。なぜか店内に階段。どうやら自由に上がっていいらしい。釣られて上がる。

2階は「芋菓子の歴史館」という展示室になっていた。資料よりもまず梁などの風格ある姿に目を奪われる。

展示内容はというと、例えばお菓子作りに使用していたと思われる木型。驚くほど精密な細工に見入るひととき。

その他、明治や大正といった年代モノの資料が続出。宮中に納めた記録とか、当時の流行をしのばせるデザインの包み紙とか。ひとしきり感心したところで階下へ戻り、2袋お買い上げ。帰宅後においしくいただいた。

おもてに出て、また建物を眺めながら歩く。

左奥の洋風建築は銀行。和風主体の一帯においてはやや浮いているが、あれはあれで立派なものだ。

そこから少し南に下ると、対岸に別の洋風建築が。

これまた堂々たる造りで。来るときバス車内から見えたのは1階だけだったが、上層部分も重厚なデザイン。ただし、こっちは銀行ではない。

まさかの歯科。なんでも昭和初期にデパートとして建てられたものらしい。あまりの格調高さにびっくり。

言われてみれば、正面玄関の広さやショーウィンドウの大きさ、ステンドグラスの美しさなどは、確かにデパート系建物のそれである。治療もエレガントな気分で受けられるのだろうか。

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