都めぐりをご褒美に (7) 見上げる構造美

明日からまたちょっと出かけてくる。先週末のレポは帰ってからやね。今日は京都編のおまけ、駅を普通の建築物として眺めてみた。

駅でのんびりできるのはちょっと久々だ。花灯路は京阪と阪急やったから通ってないし、その前というと W 撤退前日でさっさと瀬田に移動しちゃったからなぁ。
目の前を中学生がぞろぞろと通り過ぎていった。ばかでかいキャリーバッグに、私服。制服と最低限の荷物しか許されなかった、自分の頃とは大違い。単に自分が歳とっただけなのかな。

エスカレーターで振り返れば、相も変わらず人がごちゃっと歩いている。それを見下ろすようにカメラを向ける人もちらほら。ついでに、わたしたちもステージのあるフロアで一旦眺めていくことにした。

お魚さんを出してみる。あぁ、対岸までの遠さ。

ここへ来るといつも、空の白飛びと階段の黒つぶれの間で悩む。

悩んでいたら、彼氏さんが撮ってくれた。そうか、白の面積比を減らせばいいのか。

そこそこ時間あるし、上まで行こう。さすがに大階段を駆ける根性はないので、普通にエスカレーターで。

鏡の壁を楽しむなら、これに乗っている間が一番。独特の造形が空間を包み込む。
一番上のテラスまで行ったけど、ガラスが着色されているので、鉄的には観るだけ。俯瞰ならさっきやったし。階段の一番上に腰掛けて、ひとときの休憩。

その後、気になっていたところへ。

上半分がガラス張りになっている長い構造物。もしかして、あそこ歩けるんじゃ?と、ずっと思うだけで確かめたことはなかった。
伊勢丹のラーメンエリアを通り抜けて行ってみたら、そこは長い長い空中回廊だった。折しも龍馬に便乗…あ、いや、ちなんだパネル展が催されていた。通し番号がいきなり100から始まっていたので、順路的には真逆だが気にしない。龍馬伝や篤姫で見かけた名前に足を止め、実物と役者さんは意外と似せてある(主役を除く)ことに感心したりしつつ、歩き通した。

どうやら東側のテラスはグランヴィアの一部でもあるらしかった。

馴染みの駅の、初めて観る構図。対岸のエスカレーターが、空をめざすように延々と続くようにも見えた。

楽しい週末もそろそろお開き。西の自由通路を抜けて、直接新幹線側に入れる東海の改札へ向かう。東海にばかりお世話になるのは仕方のないところ。
どこかへ帰る修学旅行生で、上りホームはとても賑やか。同じのぞみに乗ったら寝れないね、と案じていたが、幸いそうはならなかった。例によってテールライトを見送る背後で、こだまが入線し、静岡県内の地名をリュックに記した中学生たちが、制限時間ぴったりで乗り込んでいった。

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