陽炎立ち易く夏去り難し

5年ぶりに(!)しれっとサイトデザインを総入れ替えしてみた。いまどきの閲覧環境に合わせつつ、ここ数年で学んだことを取り込みつつ、真っ先に重視したのは写真の観やすさ。写真載せる場所だから、速度測定ツールの評価は参考程度にしておこう。
さて今回は9月上旬、久々に伊丹で。

主に千葉へ大きな被害をもたらした台風15号が、どんどん日本に近づいていた頃のこと。関西はちょっと風があるくらいで結構晴れていた。風向きもこの日は平常通りで、そういう意味でも台風の影響はほとんどなかったと言っていい。
そんな週末。土曜は展覧会で、たいしてカメラも使わず。ひまになった日曜、昼食後ちょっとそこまで。

困ったときのスカパー。ぽつぽつとギャラリーがいる中、いつものように着陸機を迎える。

千里川も相変わらずの大盛況。すっかり有名になった今も時折テレビで紹介されるようで、この暑い中でも賑わっている。

うん、暑いんすよ。ちょっと地上に目を転じれば、L レンズの解像度を全力で台無しにしてくるこの熱気。せっかくの京急ラッピングもなにがなんだかようわからん。

となると、動いているモノをなんとか料理するしか。

引き気味に構えて青空を広くとったり、

浮く頃にはずいぶん遠ざかった機体を、地上の花に見送りを手伝ってもらったり。台風の影響はあまりないと言ったが、ボンをわざわざ 32L で飛ばすあたり、やっぱり風速か風向にひとくせあったのかもしれん。

たまには遠いのを承知で上空まで追う。

北の空は雲多め。大型機(伊丹比)はぼちぼちのひねり。

雲の形状は、この時点でまだまだ夏の陽気が過ぎていないことを改めて実感させる。ちょっと撮っては日陰でお茶したり、園内の売店でアイス買ったりすることでしのいでいたから、空を観るまでもなく暑いことは明白。

この日は目立つ機体が少ない中、ひとつだけ派手なお方が登場。

JA252J、2代目ミニオンジェットさん。実は5月末から飛んでいたものの、単に当家が就航以来伊丹撮影をやってなかったからこの日が初見なわけで。

わちゃわちゃした柄を切らずに撮るのは地味に難しい。

ここまでのひねりを遠く眺めていたのをふまえて、最後にひねりスポットにも寄る。羽田便が遅れるなどあって、大きな機材を2本撮るのに1時間。ぽっかり空いたインターバルの間に、コンビニで少々涼を取るなどしつつ。

奥の翼のレジ番が全部見えるくらい JAL にしては相当がんばってくれたのが1本と、

その1時間で日照条件がだいぶ変わってしまった ANA が1本。まあこんなもんか。望遠使いはもっと涼しくなってからが本番やね。

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