澄みわたる空の日に (5) 名残を捉える

今日もまた歯医者へ。どうやら削り作業が数回に分けないとできないようで、「ふた取る→削る→ふたする」のセットをしばらく繰り返すことになりそうだ。時間かかってしゃーないが、こうなったら徹底的に治すしかないわな。
なわけで6月頭の夕方伊丹ラスト。

太陽が沈むまであとわずか。

必然的に、軽く流す形でないと追えなくなってくる。昼間からそういう格好で撮るようにはしてるけども。

この日最後のギラッとした輝き。

入れ違いの離陸機が出る頃にはもう、滑走路付近はライトが目立つくらい暗くなっていた。

19時を回った。東京ほどではないにしろ、それなりの発着ラッシュアワーに突入してくる頃合い。

空の色はホリゾントライトを調整するかのように刻々と細かく変化していく。

やや白みがかった層、ピンクみを帯びた層、そして青い層。この辺りを表現するのはほんと大変。

その数分後。遠くからでもすぐそれとわかるほど特徴的なあの機体が降り立つ頃には、明らかにブルーの成分が優勢となっていた。

いつ観ても実に見事な翼のしなりである。

787 もまた着地がやや遅かったように感じた。たとえ最新鋭機であっても、横風になりやすい伊丹は意外とやりづらい側面を持っているのかもしれない。

スマートなフォルムを彩る残照もまた美しかった。

翌日はそんなに早い出発ではないけど、寝坊するわけにもいかない。ぼちぼち帰ってごはんにしよう。入れ違いの離陸機を見送って、この日の撮影は終了。

この時刻になってようやく点灯された色とりどりの灯火とともに、住宅街に浮かび上がる後姿を見届けた。

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