ジャンボジェットの帰還・ダイジェスト版

先週ひいた風邪が非常に長引いてまして、いわゆる風邪の諸症状は順番に制覇する格好となっております。にもかかわらず2人で突撃してしまった「747 が伊丹に来た最後の日」について。話せば長くなるので、まずは各シーンのいいところだけピックアップしてみた。

朝いちの送り込み回送。とても現地に行く体力はなく、代案として出たのが駅前。
しお(非鉄さん向け補足:新大阪駅の略称)を幾度となく使っていると、ホーム真上を通過する着陸機に出くわすのはよくある光景。駅直結のレムに部屋をとっていたこともあり、前夜の室内からロケハンした結果、南側ロータリー内でいけると判断。
翌朝、近所の別宿から naka さんも合流し、スキー等ツアーバス客のごったがえす脇で撮影敢行。

この画面の外、もうちっと左のダイキン看板辺りを想像していたら、先行の定期便 787 が全然こっち寄りだったので立ち位置修正。「ビル街を入れる」という目的をなんとか達成した。

よく見かけるルートの通りに、駅の真上を越えていくまでお見送り。
余談だが、ダイキン看板には気温表示という素敵な機能がついており、1℃という容赦ない表示に終始震えさせられたわけで。

宿で朝食をしっかりとり、せんちゅう経由でターミナルへ。昼食を仕入れてスカパーへ向かう。
荷物がでかすぎて取り回しを懸念したのと、バス待ち列の長さと、バス本体も多客?で遅れていた等々を考慮して、タクシーに切り替え。運ちゃんもイベントのことはおおよそ把握しており、路駐に目を光らせる府警のお車を観て笑っていた。

格納庫前にいた JA8961。昼過ぎにそこから動き始めた。こちらからは大変狭く見えるのだが、トーイングカー使用とはいえ随分コンパクトに切り返しできるものだ。

デッキはびっしりと埋め尽くされている。きっとあちらから観たスカパーも壮観であったろう。

遊覧飛行の出発時刻は14時ちょうど。だが着陸機待ち等いろいろあったのか、実際に飛び立つ頃は14時半近くになっていた。

力強いテイクオフ。せっかく伊丹に来たんだから伊丹らしい写真を、とルークさんが仰ったとかなんとか。安直ながら管制塔は最たるシンボルのひとつなので、そこを通る瞬間は是非押さえておきたかった。

それと宝塚方面の住宅地びっしりな山もね。

離陸と同時にスカパーでは民族大移動が発生していたが、それはいうまでもなく着陸ポイントが千里川寄りだから。我々もちょっとだけ南に移動した。
JA8961 が戻ってきたのは15時半の予定を少し遅れて、西日が色づきはじめる頃。

土手もこちらも凄まじいばかりの大観衆。

タイヤスモークが上がるほんの一瞬に力を注ぐ。

飛行中、地上で放水車がスタンバっていた。放水直前にその間隔を最終確認したところ、カメラ本体をとりかえるのが最適と発覚。無事にアーチを記録できた。ここで素早く対応できただけでも、1人2台体制にしたのは正解。

帰りの新幹線は19時台。余力もすりへってきたし、夜の回送までは居られない。せめて最後にターミナルからちょっと観ていくことにした。

ちょうど陽が沈むところ。通常営業の機体に混じって、B4 が静かに鎮座している。もっともこの状態で撮れるデッキ南端はとてつもない大混雑で、手を高く挙げてライブビューという手法を多用せざるを得ない状況。

ほどなくして格納庫方面へ引き上げていくところまでを見届けて、我々の撮影は終了。
ご一緒した方は勿論、現場が広大すぎてバッタリ遭遇すらできなかった方、最後のフェリーまで粘った方、中の人として頑張った方、皆様おつかれさまでした。

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