デビューを待ちながら (5) 見守る色

大事をとって旦那さんは休み。わたしも仕事はほどほどに。そりゃ体力回復第一にもなるってもんだ。明日とか明後日とかいろいろございますから。というわけで、羽田10月分ラスト。

2タミに戻る。あれからずーっと撮影用みたいな停められ方をしていたのか、B8 がようやく動き始めた。

狙いに行くと当たらない。何も考えてないと当たる。アンコリの法則は健在のようで。

さっきゴーアラしていた黄色いのも、片隅で待機していた。

そろそろ B8 が飛ぶ頃合。いつもの皆様の大半はフェンス際へ。我々は望遠機材がないので、一歩引いた所で控えめに。
と、そのときだった。

…ん? なんか今 D にへんなのが降りたぞ? いくら国際線も来るからといって、あんな柄のは普段まったく見かけない。うーん、気になる。
ってとりあえず B8 撮る方が先決だわ。あたふた。

建物からの飛び出しをむりやり狙う。しつこいようだが望遠の持ち合わせがなかったんで、なんちゃって 300mm 化してみた。

まだまだ予断を許さない雲を抜け、のぞく青空へ向かう後ろ姿を見送る。

ところで、さっきのアレはいったい何なんだ。こっちに向かってくるようなので観察しよう。

なんじゃこら。目立つロゴが見当たらない。が、しっぽはどう観てもおフランス。うーむ。特別機なのか?

真横まで来てようやく判別できた文字列は、REPUBLIQUE FRANCAISE。あ、やっぱ国賓レベルだ。詳細は忘れてしまったが、首相か誰かがこれに乗って来日したことは、帰宅後にようやく知ることとなる。

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