おひさまと水の国 (7) 黒部の太陽・7

いかにも夏休み最後の週末らしい気候ですなぁ。でも疲れたんで今日は家事以外のんびりデー。ま、そんな日もあるさ。んで、長々とやってる信州方面めぐり。ダム周辺のお話はここまで。

余裕の先頭集団ということで、当然余裕の着席。

他の人が乗る前にすかさず車内風景を保存。ちなみにこの椅子、意外と狭い。うちらの体型で狭いんだからかなり狭いと思う。

それにしても先頭すぎたのでてっきり1号車に誘導されるかと思いきや、2号車だった。どうやら、まだこの時間なので扇沢方面に行く需要が少ないらしい。うちみたいに朝いちで来て戻るか、逆に立山方向から降りてきた人ばかりのようだ。
なお、トロリーバスという名称とビジュアルのおかげで当初カテゴリ付けに悩んだが、グローリア賞の銘板と「無軌条電車」という和名で迷いが消えた。これ「電車」だわ。

さて、これが2号車ということは、1号車が動くところを車内から見物できるわけですね。右窓に貼り付くと、前方からあの「みー」が。

お、出た出た。続いてこちらも発車。みー、ひゅおー、ふおー。あぁ、何度聴いても確かに東芝 GTO-VVVF。いい音だ。元をたどれば、これ聴きたさに来たようなもんやし。

右列に座ったのには他にも2つほど理由があった。

その1、中間地点でのすれ違い。要するに単線なので、扇沢から来る車両が全部そろって離合ポイントに停まった後、こっちの信号が青になり、それを確認して通過。
多分この日は7両編成が基本だったようだ。登ってくるほうの車両は、どれもスーパーつめこみに近かった。朝いち狙ってよかった。

その2、破砕帯通過。この写真ではただ青い部分があるだけでなんのこっちゃ意味不明ですいません。本当は窓の外に 80m くらいにわたって青い照明が設置してあり、トンネル工事の難所を示している。

などの見どころもありつつ、あっという間に到着。せっかくなので、唯一の屋外というシチュエーションを活かして撮りまくる。

トロリーバスの最大の特徴といったら、やはりこれ。真横から観ると昆虫の触角のようだった。

後続車もどんどん到着。ビジュアルは完全にバスなんだけど、動力と音は完全に電車。そのギャップがおもしろい。

乗客を降ろし終わると、1両ずつ束の間の回送。ぐるりと180度向きを変えて、次の客を乗せにゆく。

こうして、関電トンネルトロリーバスと黒部ダムを楽しむ会は無事終了。

どっちがメインだったのかはご想像におまかせするとして。ともかく、はるばる来た甲斐があった。では次のターゲットめざして、出発〜。

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