山とは比叡の御山をぞいふ (2) 空の参道

今日もまたいろんな方向で忙しかった。頼まれ事あり、新たな微調整あり、協力してやらんと進まないものあり、そして今のうちにやっておくと後が楽になるタイプのものもあり。できることから一歩ずつ、ですな。
さて比叡山の旅はまだまだ序盤にございます。

ケーブルカーを降りた人は皆、一直線に「次の駅」へと向かう。

目の前にあるロープウェー。単なる乗り継ぎと思いきや、ここに地味な落とし穴が。

ちっちゃいんですわ。100人乗っても大丈夫だったケーブルの客、どう考えても全員一度には乗り切れず。公式には定員30人となっていることから、つまりケーブルが満員だと3分割してもなお積み残しが出る計算となる。
出口から近いところで立ってたからとはいえ、さっさと降りてきて正解だった。まあきっと多客期はガンガン折り返し運転するんだろうけど。

結果的に今度は最前列をゲット。さっきの分までかぶりつきを堪能することにした。

そして、すべての経路をケーブルカーにできなかった理由をなんとなく察する。この先の駅との間に横たわる、幅があってそこそこ深そうな谷間。この先のバスにつなぐことが地形的に可能なのが、こっちではなくてあっちだったということになるのかな。

ほどなくしてスタート。おや、あちらから下ってくる人もいる。いったい何時に出発したのやら(この時点で9時台後半)。

到着までは数分程度。山上の駅から振り返ると、ふもとに広がる京都市北端あたりの町並み。ずいぶん上がってきたもんだ。

しかし、乗っていて特に不満はなかったが、いざ着いてみると駅舎がやたら年季入りまくっていて心配になるレベル。きっと冬は雪に閉ざされたりして、メンテもなかなかしにくいんだろうなぁ。

というわけで、延暦寺のあるエリアまではあと一息。最後はシャトルバスである。

ロープウェーから歩いて数分、広々としたバス停で並んで待つことしばし。

定刻の発車時刻間際にやってきたバスは、発車どころかなかなか降車が終わらない。現金の両替、フリーきっぷの適用範囲の確認などなど、降りる時に手間取る要素がたくさんあるようで。わかりやすいきっぷを入手しておいてよかった。
どうにか乗り込んで数分遅れで発車。延暦寺の建物は大きく3エリアに分かれており、序盤で下車する人も多数。我々はとりあえず、きっぷで行ける上限・横川エリアまで最初に向かうことにした。

手持ちのチラシによると、乗車時間が意外とある。それもそのはず、横川まではこんな感じのくねくね山道がずっと続く。こりゃ徒歩無理ですわ。

揺られること20数分で横川到着。では早速まいりましょうか。

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