名水が育むまち (4) 詣る斜面

連休は今日でおしまい。疲れないようにとお気楽に出かけたら、なぜかひこーきが「あの方向」に飛んでいく。えー。土手のときは順風の方がいいのにー。と言いつつ、空面積多めの写真ばかり撮って帰ったのであった。
さて引き続き京都散歩、ここからは市外へ。

伏見桃山から電車で少々移動。

八幡市にやってきた。勿論今まで降りたことは一度もない。

こちらで降りると、昭和感漂う売店の先にもうひとつ駅がある。

男山ケーブル。て、随分ごつい名前やな。
この駅舎からはいまいちピンと来ないが、こう見えても立派な京阪所有路線。伏見から戻るついでに京阪制覇、というのも今回の目的に含まれるので、鉄道ではないにせよ乗っておいて損はなかろう。

実際に車両が来ると、運営元ははっきりわかる。ほら、特急色。うっすらカーブしたロゴもキュート。

中はふつーに一般的なケーブルカーの雰囲気。椅子はほぼすべて同じ向き。

終端の辺りにペンキで描かれた勾配標には 206‰ の文字。ケーブルカーとしてはそれほどでもない。柵の向こうで通過する電車を眺めつつ待てば、ほどなく発車時刻。

出ていきなりカーブにさしかかり、あっという間に駅が消える。

ケーブルでカーブ。あまりポピュラーではないと思われる。設置がめんどくさいんじゃなかろうか、ということに当家では結論づけている。

さらにトンネル。そしてその出口付近で、下り車両と離合。一番の見せ場はその後にあった。

鉄橋をガンガン登りつつ、京都の景色がよく見える。山上で観る機会も作れるのだが、のりものに乗って観る景色はまた違う味わいがあるもんで。

そんなこんなで、5分ちょいで山上駅到着。

ただし「山上」であって「山頂」ではない。よって下車後にプラスアルファの登山が発生することになる。では参りましょうか。

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