とある南方での出会い

どんどん行動範囲が狭くなってしょぼんな感じ。今日も蔵出しでお茶を濁す。大学の頃、バイト先が西中島で…ってその南方ちゃうわ。北海道と真逆の話。これまた写真が非鉄レベルなのはご愛嬌。

ある年の夏。わたしは南の島にいた。

夕闇に浮かぶ不思議な造形。これは昇降口を覆う屋根。

ゆいレール。日本最南端であり、意外と数少ないモノレールでもある路線に、ひょんなことから乗る機会ができた。

さ、おいでなすったぞ。

って、短っ! まさか2両とは。小倉も多摩も4両だったせいか、モノレールは4両で来るものという先入観があったらしい。沖縄では2両で足りるってことか。

ホーム接近時にもカメラを向けてみたが、ホームドアの存在を忘れていた。本土でよく観るのと同じ接近表示器に「電車が/きます」って出てたけど、モノレールは電車に入りますか。電動だからそれでええんかね。

乗りつぶしの旅というわけではなかったので、最南端も最西端も経由できなかったのが残念。駅毎のイメージカラーは、支線や乗り入れがないからできる芸当かも。

夜景になるまで首里城を巡って、駅に戻った。

曲線を描く窓の遥か向こうに、小さく城の屋根が見える。実は首里駅から城までって結構距離あるんよね。えらい疲れた記憶が。

かぶりつき席前の壁は黄色、椅子は青。なんとなくトロピカル。
でも一番目立ったのは、窓と椅子の関係。背もたれを削ってでも限界まで窓を大きくしたかったんやなぁ、という設計意図が実によくわかる。実際の乗客比率は不明だが、このワイドビューっぷりは観光需要を意識した面もありそう。

ごく短い滞在。空と海の青さばかりが目の奥に残った。

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