或る小倉日記2014 (7) 都市の乗物・2

今年は葬式のたびに「親族関係が把握しきれんから家系図を書いてみたい」という話をしていたのだが、帰省中の聞き取り等からわかる範囲だけ電子化してみた。エクセルを方眼紙として使うだけの原子的手法。改めて図にすると、子だくさん系とか女子ばっかり系とか傾向が見えてちょっとおもしろい。
さて本日も引き続き小倉のモノレール撮影から。

残念ながら、1日乗車券などという便利なものは存在していない。全長 10km もないプチ路線で乗り放題するような奇特な人間も大していないのだろう。つまり、あらかじめ目的地をきちんと決めてからきっぷを買う必要がある。小倉を出て次に向かう場所は、最初から決めてあった。

徳力嵐山口。
駅のすぐ南に当路線最大のカーブが存在することは、昔からわかっている。どうやら沿線撮影地としても定番らしいので、その立ち位置に行ってみよう。

徒歩5分程度と言われている該当地点は確かに近かった。若干の上り坂を含むが、実際これなら5分みておけば余裕だろう。

多分、もうこれだけで一発特定できるレベルの超わかりやすい構図。実際わたしも、参考にさせてもらったサイトの写真を一目観てすぐわかった。路線の大半が直線コースで、車道の頭上を走るので、この視点高さでインカーブから撮れるのはここくらいしかない。こりゃ定番にもなるわ。納得。

レールより南側に立ち、カーブに背を向けるとこんな感じ。どっちにしろわりと緑豊か。南区って半分山やからねぇ。北区の市街地と全然違う絵を撮りたい人には是非ここまで足を運んでいただきたく。

しかし、撮影環境はあまりよろしくなかった。この日は天気予報が大当たり。昼前から雨と言われていた通り、まさに11時頃から降り出した。小倉駅前では陽射しの強さに日傘すら持ち出したというのに。

もう1本だけさっきの構図で収めて、駅へと引き上げる。
なお、小一時間眺めていればその日走っている編成は特定できるらしい。実際、ここまでに見かけたものを整頓してみると、
・NHK ラッピング(赤帯ベース)
・紫帯
・小倉競馬ラッピング(青帯ベース)
・北九州銀行ラッピング(黄帯ベース)
・緑帯
の5本がこの日の担当。全部で10本在籍しているうち、少なくとも5色は確実にあるということか。昔は青帯しかいなかったのに、随分とカラフルになったもんだ。

一方、まるで時代の経過を感じさせなかったものもある。駅舎だ。

接近表示、昔と全然変わっとらんやないですか!

駅名標のデザインも当時のまんまだった。もうすぐ開業30年、劣化もなくずっと使い続けているのかまではわからんが、とにかく見た目は一緒。

駅撮りもできなくはないけど、どうせ撮るなら小倉方より企救丘方推奨。

跨座式モノレールの宿命「アウトカーブで撮ると絶対足元が隠れる」は致し方ないとして。これに乗って次の場所へ移動しよう。

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