残暑にスキップ (4) 簾とかざり

お留守番更新は今日まで。明日分は用意してないんで、多分休みになるかと。そんなわけで8月江ノ電の巻ラスト。

えのんを満喫したところで、さっさと江ノ島で下車。いや、混んできたから。どうも10時くらいに人出の分水嶺がある気がする。

まあ降りたところで、そこにもいるんですけど。隙あらばえのん推しに持っていきたい模様。

人の多寡にかかわらず、すずめさんは涼しげな顔ですましている。

ここで少々歩いて、小さな踏切でまたまた午前順光を楽しむ会を開催。

行き来の多い通りのすぐ裏でも、電車の頭上に空が開けるスポットがあったりするもので。

乗務員室の小さな窓が、まだ衰えを見せる気配のない夏雲を映す。近隣では親子連れが電車に歓声をあげている。

案の定、昼が近づくにつれてどんどん暑くなってきた。さっきから身体が勝手に日陰を探してるし。ぼちぼち駅に戻りますかね。

戻ってみたら、上下線の間で駅員さんに見守られたスプリンクラーが勢いよく回っていた。

そしてまたしてもえのん。きっとほとんど毎日、こうして1日中うろうろしているのだろう。

次の電車で帰宅することとして、ホームに上がる。

待合室の窓付近には、鎌倉の終端と同じようにすだれが垂らされ、いかにも夏らしい小物が吊るされていた。ホームへの水まきだけじゃ到底追いつかない暑さを、視覚的に和らげる演出かな。

帰り道に当たった車両は茶色のレトロ風。この窓形状は、むしろ内側から眺めて楽しい。

こうして、午前限定の旅は藤沢で終了。一番暑くなる時間帯を避けるという意味では、これも一種の納涼だったのかもしれない。

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