姫たちの雪国 (10) 函館市電終端録・2

年1回くらい鉄道雑誌になる経済誌を買ってきたけど、まだ読んでない。今度ひまな時にしっかり目を通すとしよう。さて、本日も函館めぐりを。

湯の川からちょっと戻ると車庫がある。昔はいくつもあったようだが、今はこの駒場車庫だけ。

特に公開日というわけではないが、柵がたいして高くないので外から見物。

多分奥にいろいろあるんやろうけども、なんとなく札幌のよりは小さい印象。

正面(?)に回ると、記念碑があった。大昔は馬がひいていて、そのうち電車になって今に至る、と。路線図には現存しない線もあったけど、大まかには当時から似たようなところを走っているようだ。

なお、札幌以上にレアなササラ様は庫内に鎮座しておられた。今シーズンに入って派手に出動した日もあったっぽいが、こちらを捕らえるのは更にハードルが高そうな気がする。

では、再び全線乗車ミッションに戻るとしよう。

おっ、ノンステップ車。といっても実は一部だけだったりする。

入口から2段くらい上がらないと両端には行けない。あれ、てことは真ん中のノンステップ部分に乗ったとしても、降りる時にはステップ必須なわけですね。うーむ。この 8100 形って1本しかいないし、実験的な意味が強いのだろうか。

ともかく終点まで乗る。谷地頭到着。ここも2面1線。

雪なのか土なのかはっきりせんが、とにかく車止めは埋まっていてよくわからん。

谷地頭はその名の通り谷になっており、1つ手前の電停から凄い勢いで下り坂。その坂の途中で、次の電車を狙うことにした。

やってきたのはハムとかソーセージのお店のラッピング車。翌日お店を探したが場所がよくわからず。ってそんなことより、もう幕が湯の川になってるし! 早っ。どうも発車直後に回してしまうようだ。
それにつけても急坂だ。しかもこのへんでカーブなので、速度制限が猛烈に厳しい模様。

レイモン(ハム屋さん)の返しを、同じ場所でしばし待つ。と、そのとき。

!? 電停付近が突如真っ白に。どうやら突風で雪が巻き上げられた模様。下にいたらもろ食らってたのか。移動しててよかったー。

一瞬の嵐が過ぎ、電車は何事もなかったかのように淡々と坂を登ってきたのであった。

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