豊穣と風と蒼き波 (1) ほの国にて・偶然

目から来る頭痛は厄介やね。仕事柄目を使わないわけにはいかんので、休み休みやるしか。
さて、ここからは連休の翌週に行ってきた愛知県ツアーのお話を。だいたい3部構成+αで盛りだくさんの予定。

珍しくひかりに乗ったのには理由があった。だって、のぞみ止まらんもん。そして到着早々、さっさと乗り鉄属性を満たしに行ってしまうのは仕様です。

豊橋鉄道市内線。というと普通の私鉄っぽいが、早い話が路面電車。気長にちまちまやっている、全国路面めぐりの一環。
勿論、手には1日乗車券。しかも目の前に新型「ほっトラム」がいたので反射的に飛び乗った。んで、いきなり終点・赤岩口まで一気乗り。にしても、初っ端から1本ものの車両を引き当てるとは、やはり体質か。

しかし、本当のネタ体質が発揮されたのはこの直後だった。
終点は車庫でもある。それを低いフェンス越しに眺めていると、係の人が「どうぞ観てってください」え、いいの? 入っていいの?

というわけで入ってみた。
実はこの日、某オレンジの会社がすごい勢いで日々展開している「さわやかウォーキング」で、二川からこの赤岩口まで歩く企画が絶賛開催中だったのである。しかも1日限り。しまいにゃ「ゴールでは路面電車の車庫も見学できます」などというセールストークまでついている始末。
無論うちらは自前で来たのだが、入場チェックも特になく、結局誰でもただ見状態。超ラッキー。首都圏では考えられないゆるさに万歳。

いや本当にオープンすぎ。立入禁止ロープが貼ってあるのは車庫くらいなもん。

安全に配慮しつつ、いろいろ近くで見せてもらおう。

一番手前の 3102 の車内では、地元の方が描いたと思われる沿線風景画が展示されていた。

えぇもう囲いも何もありゃしない。多分貴重なんだと思うけど。

もっと奥に行ってもいいようだ。慎重に線路を踏み越える。

いかにも都電顔したのが2本。旦那さんによると、どうやら本当に都電のお下がりらしい。

一方、全身キリン柄の車両は動物園の広告車。中もなにげにカラフル。

な感じで、小さな車庫ではあったが存分に堪能させていただいた。

ささやかなお礼にと、特設売場でアイスをお買い上げ。開田高原も東海沿線だな、うん、と旦那さん。

売場の目の前に台車が転がっていたりする、そんな車庫であった。

では、そろそろ移動しよう。

さっきからいた「ちくわ」が、さわやか参加者の多客に備えた続行便として待機位置へ移動。実際、2本続けて出す必要があるほど、このしばらく後から電車は大変混み合うことになる。

Like
Share

公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。