試される星都 (9) 取り囲む白銀世界

なわけで本日から「ふつう」に戻してみる。停電時間を避けさえすれば実生活もそこそこ普通だし。戻すと言ってもどこまで書いたかもう皆様すっかりお忘れかもしれませんが、札幌市電を撮る会の続きでございます。

例によって例のごとく乗り鉄属性発動により、完乗めざしてすすきのへ。前日来たんちゃうんかい、と言われそうだが、前日は歩いて宿まで帰ったので乗っていないのだよ。
そして下車後。ふと振り向いて1枚撮って、あることを思い出した。それは旦那さんも同じだったようで、歩いて西4丁目へ移動。環状線でもないのに終点から始発駅が徒歩圏内っておもろいな。
で、その西4丁目。

あー、もう少し先に進まないといけないようだね。と判ったので、早速乗車。

本日のスタート地点、中央区役所前。この時点で乗りつぶし目標を達成したのはともかく、絵的にいまいち物足りず。

そして西15丁目。

すべりどめの砂をまくかわいい絵につい目を奪われたりしつつ、交差点から少しずつ後戻り。あぁ、ここだ。
しばし待っていると電車の気配。よーし、と張り切ってシャッターを切った瞬間、超スローな動作音とともに視界がまっくろに。え? なに? 故障かと思って一瞬顔面蒼白になったが、なんのことはない。移動中にうっかりモードダイヤルを触ってしまい、バルブになっていただけだった。あーびっくりした。

こほん。仕切り直して次の電車。電停が信号の手前にあり、高確率で信号待ちするので狙いやすい。

ほっ。今度はちゃんと撮れた。
これまた札幌のシンボルのひとつ、大倉山のジャンプ台。それを背景に撮れる地点があるということが事前に判っていたので、風景を絡めての撮影では是非押さえておきたかったのだ。積雪で台の形が目立ったのが幸い。
近くに停まっていたタクシーの運転手さんが、我々の機材に目をとめて目的に気づいたようで、ちょっと立ち話がはずんでみたり。

そうこうしていると、反対方向の電車も来た。って、なんかこっちの方がまとまりがいいような気がする件。

交差点の内側、立ち入れない区域に深々と積もった雪の向こうを、緑の電車が駆けて行く。

ところで、おなかすいたね。地下鉄駅近隣にあるだろうと、駅を探すも見当たらず。たまたま見つけたモスで、どうにか昼食にありつけた。

再びさっきの交差点に戻り、今度は対岸から望遠で。手前も雪なら背後の山も雪。少ない雪をかき集めるような構図。

それにしても、ラッピング車はどれもこれも派手だ。リボンシトロンとか懐かしー。

ちなみに、このアルバイトと2枚前の「す!」の遭遇率は半端なかった。特にこっちは狙ってもいないのに度々乗車することに。そういう縁だったのだろうか。

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