欧羅巴交響曲 I プラハの夏 (33) Anděl

台風直撃の関西。旦那さんの会社は早々に退社命令が下ったが、こちらは夕方になって「遠方の人は状況次第で帰ってもいいよ」程度。どのチームも繁忙期、むしろ残業組の方が多かった。まあ自分は定時ダッシュなんすけどね。
それはさておき火曜のプラハ、続いてもたっぷり電車。

単車の21系統を、賑わう街の中で降りる。

フラットで広い電停。近年になって綺麗に整備したのか、それとも元からこのくらい広いのか。ともかく、多くの人を捌くにもまったく問題のないゆとりある空間。

ここは Anděl という名前の電停。要は直訳すると「天使」である。かつてこの場所に建っていた家のおもてに、天使の絵が描いてあったのが由来だとかなんとか。

その跡地らしき場所は、これまた不思議形状の現代建築による商業施設。ズバリ “Zlatý Anděl”(= Golden Angel)だそうで。ダンシングハウステレビ塔にコレ、プラハの人はこういう振り切った作品が好きなのか。あるいは京都駅みたいなもんか。

で、我々がここへ来た理由はほかでもない。

この交差点、10本もの系統が入り乱れる一大拠点となっておりまして。西から北、東から南、東西に南北、あらゆる方向に電車が行き来する。朝ラッシュと呼べる時間帯は過ぎているものの、系統の多さを考えると期待できそう。

こうしている間にも、さっきからわずか数分の間にガンガン通ってるし。

せっかくなので、交代で魚眼を使って遊んでみる。

空じゅうに張り巡らされた架線の多さが、この地点の線路の複雑さをそのまま物語る。

おっとっと。お見合い状態に見えるけど、ちゃんと秩序は保たれてるよ。中央のやつは奥へ去るところ。

あら、珍しく青いタトラさん。といってもよく観るとエアロフロートの広告。

あなたは右へ、わたしは左へ。それぞれ曲がるから同時進行 OK。

滞在中に一番「詰まってた」のはこの時かな。左折待ち、右折中、右折待ち、ってとこですかね。しかも3形式詰め合わせ。いろいろおいしい。
と、たっぷり堪能したところで、そろそろ次行ってみよー。

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