欧羅巴交響曲 I プラハの夏 (25) Malostranské náměstí

往々にして冷房ガンガンなことが多いオフィス。にずっと通っているせいか、今年は家で昼間に過ごすとやたら暑く感じる。まあそれを差し引いても例年より気温高いのかもしれんが。そろそろ扇風機だけでは限界かねぇ。
さてプラハですが、またぼちぼち電車分が増えてまいります。

いやー、それにしても暑い。なにか涼む手段はないか。あらそんなところにジェラート屋。

Amorino という、後で調べたら実は世界各地に店舗を持つ大手さんだった。
味は好きなだけ選べるシステムらしいが、無難に2味でヨーグルトとオレンジ(多分)。店員氏はヘラを駆使して薔薇の花のように仕上げてくれた。見た目は素晴らしいけど食べるの大変。でもおいしいからよし。

で。このお店のテラス席は、つまり広場に面しておりまして。

すぐそこがバス停。ちょっと右側に電停。よく見える。ただし目の前は横断歩道でもあり、優雅に座って食べてると人波で見えないという話もあったりなかったり。くつろいでいる我々の前を、遠足か修学旅行のような生徒さんがぞろぞろと通過していく。

そしてまたまたウェディング撮影組登場。ほんと多いわ。

ジェラートをおいしくいただいた後、立ち位置を調整して改めてこのロケーションを記録。

日本語表記で言うとマラー・ストラナ広場。だが以前書いた通り、現地では Malostranské náměstí であり、隣電停も Malostranská 。ほぼローマ字読みそのまま「まろすとらんすけ(か)」なんで、自分の中ではこれで1単語として認識していた。
あ、そんで正面奥のドームは教会で、手前の地上階がスタバね。チェコのスタバ1号店。

線路は広場の東側を通り、その前後は S 字を含むカーブの多い形状になっている。

この広場から北東にちょっと進むと、日本ではまずお目にかからないタイプの線路がある。

一見単線っぽく見えるけど複線。上下線が重なって設置された、ガントレット(単複線)と呼ばれる構造。カツカツすぎるトンネルからわかる通り、複線引く場所がない時に使う方式。

よくよく観ると、レールは上下それぞれに存在する。今あっちから来た電車は左寄りのレールに乗っている。

トンネルを抜けた先でまた複線になる。

狭いところを抜けるための苦肉の策だったんだろうな。線路跨いで家作る方もすごいが。

せっかくなので、行き交う電車をしばらく観察してみた。

奥から電車がやってくる。手前からの電車は信号で停車。

ものの十数秒でトンネルを抜け、信号が開通したら手前が発車。まあ単線の閉塞と大差はないが、ポイント切り替えが要らないというだけでも、高頻度運行路線には適しているのかもしれん。

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