欧羅巴交響曲 I プラハの夏 (4) K+K Hotel Central Praha

今日は台風直撃と囁かれていたため、会社では朝から「台風来る前に帰ろう」の声が散見された。午後になっても似たようなもんだったが、気づけば雨のピークは過ぎ去り視程も良くなり。傘を広げることなく帰宅したのであった。
さて欧州旅は2日め突入。ここからが本番。

ではここで今回世話になった表題のお宿をご紹介。HIS でひこーきとまとめて取ったんで、あくまでも同社の選択肢にたまたま入っていた中からのチョイスでございます。

間口はこんだけ(緑がかった壁部分)だが、奥行きひろーい京町屋みたいな形状。

部屋は前回書いた通りとっても天井高い構造で驚いたが、それ以前にもっと驚いたのがこちらのエレベーター。ハコ自体はガラス張りのモダンな構造。ただ、ドアの装飾が明らかにガチの年代物。オリジナルのままやったら乗るのは怖かろうけど、絵的にはさぞかし見ものだったことだろう。

朝食会場もあら素敵。なんでも開業から軽く100年は経過しているらしく、廊下に解説プレートが出るレベルの歴史あるお宿だった。ちなみに上写真だとスカスカに見えるかもしれんが、翌日はツアー客でごった返していた。

ブッフェ形式のスタンダードなごはん。普通においしい。写ってないけど超おいしいハムもあり。
ということで総合評価はぼちぼち。減点対象はシャワーの水圧がかなり低い(海外あるある)のと、隣室の客が重低音をズンドコ言わすタイプの輩だったことくらいか。

と、そんなお宿を出たのは8時半頃。意外とゆっくりしたのは、前日の疲れ以外にも理由があるが、それについては次回。

徒歩ほんの1、2分で、市民会館(Obecní dům)と火薬塔(Prašná brána)に着く。実はお宿の位置が旧市街の外周すぐでして、滞在中本当にすごく便利だったので、それもプラス評価ポイント。

そして会館前付近に広がる共和国広場(Náměstí Republiky)。náměstí って単語久々に聴いたわー。ブラチスラバ以来(チェコ語とスロバキア語はわりと似ている)。車内アナウンスなどで聴くと「なみぃえすてぃ」に近いかな。と、ついローマ字読みで済ます日本人。

でだ。なにが便利って、この広場には電車が通っている。地下鉄駅も近いけど、やっぱトラムでしょ。

電停もすぐそこ。写ってる部分はギリギリ旧市街じゃないとこなんだが、雰囲気はちゃんとあちらへも流れ込んでいる。そこへ早速やってまいりました、今回のお目当て。タトラカーさんです。

この後数日かけて、スロバキアで消化不良気味に終わったタトラ攻略を満喫することとなる。

しかしいきなり電車に乗ったわけではない。我々には行くべきところがあるのだ。

会館前を離れ、別の広場をめざす。

重厚な建物の数々に囲まれつつ、歩いて向かうはあの尖塔のあるあたり。

時折、建物の反対側へ抜ける通路があって、これが地味に便利。お宿から広場へも同様の最短経路をよく使った。

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