異邦人、香港に遊ぶ (19) 叮叮再次・5

ディーラーの無料洗車サービスに行こうと思ったら雨が降ってくる。別件でお店に電話しようと思ったら定休日。何かやろうとしたことの出鼻をくじかれることが妙に多かった。たまにはそんな日もあるってことすかね。
まあそれはともかく、引き続きトラムあれやこれや。

2年越しの宿題は他にもある。銅鑼湾東側にほんのわずか残された未乗車区間は、前夜のツアーでも経由していない。そこを塗りつぶしに行こう。

てことで、北角に着いて早々、前に停まっていた先発車両に乗り移って移動再開。お、ずいぶん現代的な車内で。それもそのはず、古い車両の更新が順次進められており、この77号車も更新済。

さっきわざわざ引き返して乗った電停の辺りで、Not in service な車両とすれ違う。よく観ると「司機訓練中」。なるほど。平日昼間なら比較的空いているから、客扱いを行わない車両が走る余裕もあるだろう。

電車は何事もなかったように維園を過ぎ、そして昨日もくぐった丸いデッキの下へ。ここで下車。ようやくだいたい全線乗ることができた。厳密に言うと、この後の移動を含めて西行きは完遂、東行きのごく一部(東:百徳新街→興発街)は乗ってないことになるが、細かいことは気にしない。とりあえずよかったよかった。

せっかくなので、前夜は上がらなかったデッキの上にも足を運ぶ。

特徴的な構造がフレームとなって景色にアクセントを与えてくれる。アーチひとつとっても、目の前に立つと意外と大きい。

では次のチェックポイントをめざそう。小心地滑しつつ階段を降りる。ほんとにタイルやらなんやら滑る足元が多いんすよ。

で、やってきたのは前日の夜景にも含まれていた元質屋 The Pawn。一昨年は絶賛改装中で若干物足りなかったが、さすがにもう工事は終わっている。のだが。

あれ。2階(日本基準)のロールカーテンが下ろされている。まあ柄としてはちゃんとしたもののようだから、これが昼の姿なのだろう。

かつての店名「和昌大押」はそのまま残されている。中はレストランなので入ろうと思えば入れるんだけど、そこそこいいお値段っぽいので観てるだけ。

前回、沿道で張っていたら台車押したおっちゃんが横切るなどのハプニングもあったため、下からの眺めも再履修。

質屋のシンボルマークを形取ったものも側面に飾られていた、というのは後で気づいたこと。

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