異邦人、香港に遊ぶ (10) 全景遊覧・2

昨日の体調不良で体力を使ったのか、あまりにも眠くて昼前に小一時間昼寝。旦那さんは引き続き夜勤で12時間反転生活続行中。晴れの特異日として名高く各地でイベントも盛況だった本日、当家は寝て過ごしましたがなにか。
まあそれはさておき、展望トラムツアー始まるよー。

一般の車両が捌けたところで、おもむろにスタート。

上環から東へ行くためには、もちろん西港城の脇を回ることになる。ループ線に入り、

車と共存せざるを得ない細い道からメインストリートへ戻る。見上げれば両替屋の看板がすぐそこに。
しかし、正面ビューではこの特別な車両の乗車感覚がいまいち伝わりづらい。実際はこんな環境となっております。

ね。屋根のあるとないとではとんでもなく大違い。
いくら走行速度が遅いといっても、走れば多少の風は起こる。服を観ればわかるように、10月でも日本の晩夏に湿度マシマシ的な気候である当地において、その風をめいっぱい享受できるのはとても快適。

数分ほどで中環にさしかかる。

ツアーでは原則、始発と終点以外で客扱いを行わない。乗れずに待つ人々、そして対向車両の乗客、視線がどことなくこっちへ向かってくるのを感じる。そういや、西港城付近でカメラマンが何人も待ち構えてた。どうやら街の風景を題材としたフォトコンが開催されていたようで、応募作品に我々が写っていても不思議はないな。
あ、ところで、奥にあるイルミネーションが派手な建物は銀行ですよ。

匯豐銀行(左)と渣打銀行(右)。日本人の感覚だととてもそうは見えんが本当に銀行。

この辺りでは、前回タイミング悪く改修工事中だった建物が本来の姿を現していた。

前立法會大樓。この距離からでは全体像がわかりづらいので、後日改めて観に来よう。

そのまま金鐘へと進む。

前回も撮ったけどアレも銀行(中国銀行)。このように各行競うようにして照明に凝った結果が、九龍側から眺めた時のあの夜景につながっているわけで。

中環から金鐘にかけて、金融と政治の中枢がぎゅっと凝縮されたこのエリアは、どのビルも見上げるように高い。

いくつもの立体交差をくぐったら、教会を境とした Y 字路。ここから先はまた街の表情が変わっていく。

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