それ行けカープ電車 (5) 街の変化

買い物帰りにおやつのケーキを仕入れ。ハロウィン推しも全力で行われている中、和栗のモンブランをチョイス。洋風のマロンとはやっぱりちょっと味が違うよね。ほんのり漂う渋皮の気配がナイス。秋ですなぁ。
さて引き続き日帰り広島旅、まだまだ撮ってます。

5系統で順調に進み、猿猴橋町へ。編成撮りするなら駅前よりこっちの方が向いてるし。前回の日帰り旅から1年少々で、駅前の風景は大きく変わっていた。

工事中だった玉入れ屋が、おしゃれな外見にリニューアル。ついでに、上層階に収容力たっぷりの駐車場が加わった。すぐ隣にはビックカメラ、斜向かいでも改築進行中。いまどきらしいビジュアルになった。

振り返ると駅行き電停。そっちを向いた構図で待機したのには理由があった。

電停すぐ横の広島信金が、とってもいいところに優勝祝いの垂れ幕を掲げてくれていたのだ。そこへ、5系統から10分以上遅れて1系統が到着。改めてカープ号の全体を記念に収めることができた。

ここに限ったことではなく、もみじ銀行やそのへんの飲食店やらなんやら、とにかく沿線以外でもいろんなお店が類似の幕やボードを掲示。いつも以上に広島の街が赤く見えたのは、その影響もあったような気がする。

せっかくなので、駅前交差点に移動して折り返しも撮る。おや?

初代ムーバーの LED が「広島電鉄」になっちゃってるのは表示システムの不具合かなにかですかね。て、そこちゃうわ。JR の駅舎にもおめでとう幕が。この距離から観るまで気づかなかった。

ともかく、あちらこちらからお祝いの言葉を向けられつつ、カープ号は再び港へと走っていった。

ところで、このへんをうろうろしていて、今更ながら初めて気づいたことがある。

古びたポンプに千羽鶴。添えられた短冊で理由に気づいた。「被爆ポンプです 残して下さい」。被爆二世の方からのお願いだった。再開発が進む中、確かに何らかの根拠がなければとっくに撤去されているだろう。

なにげに駅前の車道脇にも、同じくらい年代を感じさせるポンプを発見。

そんな中、ビック前の歩道でふと足元を観たら、そこには鮮やかな千羽鶴が飾られていた。街並みが現代的になっても、広島の祈りの心は変わらず続いていく、そんな一種の意思表示なのかも。

Like
Share

公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。