梅雨を晴らす国で (5) ゆとりの桃

少し前に送られてきた印刷物、重要な部分に重大な誤植があった。時々あることだと笑って済ましていたが、発行者としてあかんミスには違いなく、本日お詫びの文章が到着。当日交換してくれるそうなのでよしとしよう。
では引き続き岡山から、路面の部ラスト。

MOMO が来たのでまた乗る。

駅寄りの混む区間と違い、ゆったりした時間が流れる車内。ここぞとばかりに記録。

2両のうち片側は黒、もう片側は白。素材は同じでもイメージが全然違っておもしろい。

中納言で降りて、電停目の前の老舗和菓子屋さんと記念撮影。

曲がり角の内側に移動して、戻ってくるところもお迎え。架線柱の足元から見上げたら、まるで操り人形を吊るワイヤーのように何本も線が伸びていた。

近くで発見したコンビニで、アイスを求めて涼をとった後、少し歩いて旭川の橋の上へ。

そこから見える隣の橋は、電車も渡れるようになっている。そこそこ多い車の往来に紛れて、たま発見。

今立っている橋は国道でもあり、さらに車の数が増える。ずらり並んだ車列の向こう、びっくりマークよりもっと奥に電車。もしあの交差点で線路が曲がらず、こちらへまっすぐ渡るコースだったら、むしろ今のような共存はできなかったかもしれないな。

そうこうするうちにまたも MOMO が戻ってくる。路線規模の短さを改めて実感。

橋から川沿いに北上すると小橋の電停に着く。

なにやら趣のある建物。中国銀行小橋支店とのことだが、このビジュアルから昭和初期以前を想像していたら、なんと意外にも昭和30年の物件。つい数ヶ月前に、外観を保ちつつ内装を一新する工事を終えたところだった。
で、その銀行の外壁に寄り添うように電停。正確には待合場。

電停本体はそれです。その道路に書いてある緑とオレンジのやつ。地方でよくあるパターン。こうやって待避所がきちんと作ってあるだけ安心やね。

さて、そろそろ駅前付近に戻っておかねば。と次の電車を待ったら、なんとまたしても MOMO だった。今回は本当によく当たった。

ついでに街宣やらなんやら騒々しかったが、そんなんはほっといて。

銀色の電車は、新たな客を次々に乗せていく。もうすっかり街に馴染んだようですな。

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