欧羅巴行進曲 (59) 第四楽章/Neubaugasse
13 Jan 2016
やっぱり横浜時代の1月より電気代が安い気がする。というより、明らかに千の位の数字が違う。エアコンの差か。前の家のが相当古かったのもあるけど、東震災後に出たモデルは相当燃費面で優秀になったんやねぇ。
さてウィーンの水曜日、街の中の電車ウォッチをもう少々。
Autobus、つまりバスである。電車と同じ Wiener Linien の運営だけあって、バス停デザインや接近表示の仕様はほぼ共通。もちろん各種乗り放題券も有効で、最安値の90分券でも電車・バス・地下鉄を1枚で乗り継げる。東京都や大阪市にも真似できるのでは、と旦那さんは帰国後に言っていた。
ここには 13A 系統が通っている。バス路線は番号末尾に A がつく、という原則を理解した途端、電車内の乗り換え案内アナウンスで「○○・あー(**A)」の番号呼称が頻出していることにも気づいた。
しかし、たまたま学生の帰宅タイムにぶちあたってしまい、バス停には長蛇の列、2連節で大容量の車両をもってしても大混雑。ぎゅうぎゅうになりつつ、どうにか目的地に到着。なお降車直後、まったく同一系統のバスがすぐ後ろからついてきて脱力するわけだが。
ということで次にやってきた Neubaugasse 電停付近もまた、非常に道の狭いエリア。
このように見事な S 字クランクが存在する。連接台車が昔から採用されているのは、こういうところを通るためだったのかもしれない。
豊橋あたりと同様「先頭がかなり線路からはみだした状態」も観測できる。
なお、このクランクから西へ向かうと、先日訪問した白屋根の駅がある。
視覚的な狭さで言うと、こちらの方がハイレベルに感じる。なんせ見通しも悪いし。
電停もバス停もクランク手前にあるので、電車接近→バス待機→後ろに一般車渋滞、のコンボが容易に発生する。電車の前をちゃりが走っていたりすればなおのこと。
そしてなぜか上下線がちょいちょいかぶる。なにもこんな狭いとこで離合せんでも。
ともあれ、味のある建物に囲まれて長駆がうねうね曲がる様子を鑑賞するのもまた楽しいもので。
一角にはえらい派手な壁画を施された箇所もあったが、アート系の教室だと気づいて納得。
ではそろそろ旧市街に戻って、次のミッションをめざそう。
終点の毎度おなじみ Dr.Karl まで実質1駅か2駅。それでもほいほい気軽に乗れるチケットはいいものだ。
そのわずかな乗車時間中、街中にちゃりがあふれている証拠を車窓に見つけた。桃色の空気入れの横、自販機で売っていたのはなんと替えのチューブ。そんな専用機があるとは。世間は広い。
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