欧羅巴行進曲 (28) 第二楽章/Parlament

今日から珍しく泊まりがけの出張な旦那さん。1人でひまな日が何日か続くことになるんで、相談の結果「ちょっと手間をかけたひまつぶし」を敢行中。せっかくなんでエンジョイしますわ。
さてウィーンぶらぶら旅は再び都心方面へ。

我々が乗るタイミングで来た49系統は低床車だった。

最後尾のドア前。限られた空間で乗降エリアを確保しつつ、がんばって6席設けた辺りに、着席定員を少しでも増やす工夫が窺える。

初日に乗ったのは、モケット席で液晶オレンジ文字と、モケット席で文字数固定。今乗ってるのはプラ席で液晶黄緑文字。低床車にもいろいろ差異があるようで。

たいして考察する暇もないうちに、ものの10分ほどで終点の Dr.Karl Renner Ring に到着。後で調べたところ、戦後体制での初代大統領の名を冠した地名らしい。

て、電停に入りきってないやんけ! 折悪しく、先を走っていたバスが停車したばかりだったようだ。

ここはバス停と電停が同じ屋根を共有している。さらに地下鉄もあって便利なため、リングに面したこの電停は何度か使うことになる。
余談だが、どのタイミングだか忘れたけどここでトラムから地下鉄へ乗り換える際、この少し奥あたりで流しの楽団が演奏していた。モーツァルトのトルコ行進曲(TM クラスタにとっては Human System のイントロ)。いかにもウィーンらしいベタな選曲ですな。てことで、今回のシリーズタイトルはそこからいただいた。

電停の場所はリングの最西端にあたる。はしっこに立つと、こうなる。

すぐそこに国会。電停間隔が短いのは路面電車によくあることだが、ウィーンも御多分に漏れず。特にリング内でその傾向が顕著。

せっかくなので目の前まで行ってみた。昼間の状態を、ゆっくり立ち止まって観るのはこれが初めて。本体にしろ彫像にしろ、ちょいちょいゴールドをあしらってあるのが、またなんとも豪華。
真正面の垂れ幕は、数日後(26日)に控えていた建国記念日に向けて、一般見学か何かについての告知だったようだ。

でだ。名所と一緒に電車の写真を撮る、という宿題をまとめて片付けるために再訪したわけだが。

だから平日は車通りが多くてろくにチャンスがないんすよ。と、オペラ座と同じような言い訳。そりゃ同じリングならそうなるわな。

とりあえず、電停前の信号で各車位置についてる状態でお茶を濁しておく。

前述の通り、電停間の距離はこの界隈なら徒歩余裕レベル。隣まで歩くことにした。

紅葉具合はやはりばらつきが大きいようだ。

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