平和の国のレイルウェイ (9) 幻をしのぶ

また帰りの特急1駅スルーをやってしまった。今そこまで凄まじい激務ではないので、単に睡眠が足りてないのかな。眠かったら試合観ないで寝ようっと。
6月頭の山陽シリーズ、ここから2日目だよ。ひたすら広島で路面電車を堪能しまくる会。

朝いちで向かったのは、広島といえば一般的にはまずここだろう、という場所だった。夜中到着で朝からこだま移動だの、昼間にちょっと駅前歩いただけだの、過去の広島訪問はそんなんばっかりだったが、今回はたまたま宿から徒歩圏内。じゃあ行ってみよう。

世界遺産の横を、古い電車が行く。

原爆ドームを間近で観たのは初めて。

写真でならいくらでも観ているが、実際寄ってみると想像以上に堅牢そうな建物。大正だか昭和だか(正解は大正)の時点で、結構な建築技術があったんやなぁ、と妙に感心。

でも、これが「その時」にふっとんだんだよね。

往時はどれだけ立派だったことか、と思っていたが、午後に(この後の用事が終わった後)対岸から眺めていたら写真を載せたプレートがあった。あぁ、今残っているのは半分にも満たないんだ。

「原爆ドーム前」の電停の外国語表記は、日本語以上に直球感が漂う。そこから一旦広島駅へ向かい、重い荷物を置きに行くことにした。

川を渡って、早速いらした。今回の広島で主目的のひとつだった爆音 VVVF、ぐりーんらいなー。吊り掛け車も沢山いる広島で、あえてこっちを楽しむのもおつなもの。

前日は祭りの空気に押されてじっくり観る暇もなかったが、ここは系統も本数も多いので、電停の接近案内も充実している。

20分程度で到着。降車客に効率よく対応するためか、車外にポータブル運賃箱。

さて、駅のコインロッカーに荷物を入れる。わたしのキャリーバッグと、彼氏さんの大砲。これからの目的地を考えれば、身軽な方がいいからね。

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