電車王国の繚乱 (8) 友好なる証・2

もう3年かぁ。3年前のつぶやきを読み返したら、自分が直接被害食らった停電の話しかしてない。東北の深刻さには到底及ばないが、結局自分の身の安全とか日常生活とかが最優先になるのは自然の摂理かね。
さて広島ですが、もうちょっとハノーバーのお話。

ハノーバーは江波まで行ったらもう一度折り返してくる。その間に、2つ隣の電停・別院前に移動。

早速ピッコラたんが折り返してきたのを観て、とっさの判断で電停から道路を渡り、七三構図の順光でおいしくいただいておく。次の訪問時にはまた新たな装いを得ているのか、それとも素顔に戻っているか。

電停に戻って、ここで来るものをなんでも撮りながら待つことにした。

それにしてもスーツ姿の若者が多い。乗降客もそうだし、広電と関係ないところで歩いている人も多数。近隣になにか就活に縁のある施設があったのかもしれないが、詳細は判らぬまま。みんな納得行く進路が確保できるといいね。
余談だが、電車進行方向の背景にある仏壇屋。車内放送で「松は松でも三村松」って印象深いフレーズを入れてたのはあの店か、と、撮影中にすごく納得した。

当電停の北側には天満川が流れており、そこに新横川橋が架かっている。

中央部に向けて両サイドから上り勾配という、橋にありがちな構造。ここは結構な頻度で上下線が並ぶ。

さらに言うと背後に見える横川駅、在来の高架のもう1段上に新幹線の高架。相当運がいいと広電×新幹線のコラボも不可能ではないが、なにぶんここは山陽区間、しかも広島以西。そんなラッキーは1時間に1回あるかないか。

そんなこんなで1時間。ようやくハノーバーが戻ってきた。

何度観ても非常に縦長い正面ビュー。初見の時はこれで本当にこけないのか不思議で仕方なかった。

橋の手前から始まる上り坂の途中で軽く信号待ち。それから横川へと向かう。無人の最後部ハンドルがくるくる動いているのも見える。

我々が乗った時もそうであったように、10分もせずに折り返してきて坂の上に姿を現す。

って、あれ? 前照灯はつけてない?

それはともかく、貴重な走行写真を余すところなく撮ろうとこまめにシャッターを切る。

一般的な大人の膝くらいある高いステップを、よっこらしょと乗客が昇る。それを後ろから観ていたら、こっちはライトついてた。なんか理由があるのかどうかは不明。

見送った後ろ姿は、石畳敷きの路面とよく合っていた。

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