秋の欠片を求めて (2) 踏切に暮す

ご近所のマンションは毎年12月になるとイルミネーションをやるのだが、今年も始まってた。節電もいいけど、ほどほどに季節感もあると心が和むよね。
まあそんなわけで11月江ノ電の後編をば。

七里ケ浜方面へのんびりと歩きつつ、目にとまったものがあればそこで電車を待つという繰り返し。

固まって咲いていた青紫の花が秋らしいのかどうかはさておき、ちょうどそこへ狙ったかの如く青紫系の車両が来たので結果オーライ。

江ノ電名物「マイ踏切」は、この近辺でも多くみられる。階段降りたらすぐバラスト。サボテンも空気を読んで、車両限界を保って育つ。

じわっとおなかが空いてきたので、海沿いのファーストキッチンを使ってみる。

店内に入ったのは初めてかもしれん。一応トレインビュー。あ、でもテラスあるから外で食べよっか。

この辺りで屋外ランチというと「湘南のハンター」ことトンビに気をつけねばならないのは常識。だが、パラソル用のポールがテーブル中央の穴に差し込まれており、結果として奴らにとっては狩りをしづらい状況になっていた。安心しておいしくいただく。

腹もふくれたところで活動再開。

なにげなく七里ケ浜駅前に寄ったところ、こんなところですすき発見。秋らしい写真を撮りにきた今回だったが、この日の撮影で一番秋らしいショットはこれかもしれない説浮上。

鎌高前を過ぎてさらに進む。11月3日にもかかわらず晴天とは言い難い中、それでも観光客は多い。

どこまで鉄道写真と言い張れるかのテスト。

またも小道に分け入り、踏切越しに海を観ようとしてみたものの、いくらなんでも空模様がアレすぎた。鎌高でも似たようなものを試みたのだが、もうちっと季節と光線状態を考慮した方がよさげ。

結局腰越まで歩いた。この日は少なくとも4駅分歩いたことになる。

住宅地のあちこちに埋もれている踏切を、発掘して回るかのようなルートになった気がする。

疲れたので1駅だけワープして江ノ島到着。改札付近の遊び心が毎回冴える。

すずめさんも秋に似合う装い。しかし我々はというと、歩き回って身体が暖まったこともあり、この後いつものお店でジェラートをいただくほどであった。
余談だが、そのジェラート屋さんの隣にあったパン屋さんが10月で閉店していた。メロンパンや食パン等ちょいちょいお世話になったのに寂しいなぁと思いつつ告知をよく読んだら、本店は引き続き営業中とのこと。よかったよかった。鎌プリの坂をずっと上ったとこらしいので、次回は是非寄ってみたい。

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