にしめぐりのうた (8) 古豪の歩み・2

ここんとこ風の強い日が多いねぇ。雨戸のある環境が初めてで音に戸惑った当初と違い、多少がたがた言ってても寝られるようになったのは進歩と言っていいものやら。
そんな風の音を聴きつつ、阪堺方面の後半戦。

せっかくなので、ここまで乗ってきたモ161形(前回参照)が走っているところも撮っておこう。大通りに回って、出てくるところを待ち伏せる。

これこれ。特徴的な乗車口含めて、側面もちゃんと撮っときたかったんだよね。

ついでに住吉大社界隈でぶらぶら。

やや久方ぶりに来たので、見慣れぬものをまとった車両もちらほら。ありゃキン肉マンか。まあ多分玉入れ屋関連なんだろうけど、しかし派手やなー。

この日はよほどお日柄がよろしかったのか、そこらじゅうでお宮参りらしき光景が繰り広げられていた。我々がこうして外向きに撮っている間近では、朱塗りの橋をバックに親族御一同様がカメラマン担当をとっかえひっかえ大撮影会。

賑やかな境内を出て電停へ。というのも、明らかに雲行きがあやしさ満点。しかもこれから帰らねばならない都心の方向が。うーんうーん。

真っ赤な都ホテル(これも多分初見)も、この空模様では派手さ半減。

おや? その後からついてきたパンダの様子がいつもと違う。なになに貸切とな。

どうやら車内では何かのパーティが催されていたようで、窓際に色とりどりのモール。都電など他事業者でもやってたと思うが、きっと地元民ならではの使い方やね。

今にも降りそうなのは重々承知。だが、あと1ヶ所だけ寄りたいところがある。
天王寺方面の電車は壮大に遅れていた。来てみたらスーパーつめこみ、進むほど更につめこみ。日曜昼前というのは出かける需要が多いのだろう。

松虫にて、つめこみ雲電車から途中下車。新鮮な空気をひと吸いして、併用軌道との境目にかかる歩道へ。

キーフェルも初見じゃないかな。そういう意味でも目新しかった今回だが、お目当ては後方のアレ。
さっきの雲が戻るのを待つ間、とうとう小雨が降り始めた。加えて強風。寒っ! 昨日の気温が高すぎたこともあり、地味にこたえる吹きっさらし交差点での待機。

十数分後、古株電車とほぼ外観が完成したハルカスのコラボを無事収めて、我々はそそくさと電停に戻り、暖かい商業施設をめざした。

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