わらべに還る弁天町 (4) 栄光のかけら

日食で一番の勝ち組は、NHK クルー以外誰もいない硫黄島で静かにゆっくり見物できた解説委員のおっちゃんに違いない。うん。
さて、こうはくの巻ラスト。わたしが行った翌日からプラレール祭り(ローカルニュースでも言ってた)なんで、今頃はとってもお子様で混んでいることだろう。

最後の第7室だけは、ちょっと異色な空間。非鉄な展示物が大半を占めている。先を急ぐのでぐるりと観て回るにとどめて、そのまま奥へ。

0系の顔はこっちサイドの方が断然撮りやすい。横を歩けるエリアはなるべく寄り添ってみたのだが、よく考えたら屋内にまるごと4両収まってるって奇跡に近いよな。おかげでめちゃめちゃ綺麗。高架下を利用しようと最初にひらめいた人に感謝だ。
そして、こっち側にはもうひとつ貴重なものが。

蓋されてて手は出せないけど、何かは判る。

これも実際操作してみたかったなぁ。動かせない行先表示の間で、真ん中の時計だけがリアルに現在時刻を示してて、ちょっと不思議な気分。

ちなみに、側面に回ると初期編成ならではのものも。こういうの観ると、新幹線も「特急」の一種なんやなって思うね。

レールスターのコンパートメントを挟んで0系と向かい合うように、電気機関車もいた。中には入れなかったけど、運転台まわりの複雑さを外から眺めて堪能。

これで室内の車両はだいたい…ん、待てよ。そういえばパノラマ室の出入口付近になにかいたぞ。さっきはお子様が遊んでたからスルーしたけど、もう大丈夫やろ。どれどれ。

いたいた。この手のものにしては、先頭形状がやけにリアル。

300 km/h 出ます。さすがに「乗る」勇気はなかった。

屋外や離れ(って言うのか?)にも展示車両がいることは知っていた。駅から見えるし。だが、そちらに近づくのをためらったのは時間がないからだけではなく。

雨やったんよ。
やむなく、屋根の下から遠巻きに眺めるにとどめる。近くでじっくり観たかったけど、そういうのは夏が終わってからにしよう。

こうして、1時間半という限られた時間内でどうにか大半を回ったのであった。

わたしの大好きな500も、鉄道史の中の一部にすぎない。だからといってこの並べ方はどうかと思うが、そのカオスさも含めてここの魅力…なのかも。って、単に置き場がなくなっただけやと思うけど。以前は第1室(模型6本並んでるとこ)にあったものみたいやし。
N の増備に伴い、脇役になっていくのはもう仕方ない。でも、こういう施設には西の誇りとしてずっと記録を残してほしいな。

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