週刊東洋経済 2009/07/04号 「鉄道」進化論

読書ってのはこれのこと。特集巻頭の見開きが W1 だったから即買い…ではなく、ほぼ表紙買い。去年もこの雑誌で特集やってて、結構よかったんよね。しかしまあ、読み応えありまくりで感想が長い長い。

・海外進出の現状
東海がアメリカで云々って報道が火曜に出て、あぁそれに合わせた特集やったんかと。アメリカなら中国よりは理解あるようなないような。でも東の副会長さんが言ってる「日本の優秀さは現場のオペレーションが加わって目立つ」というのも頷けたり。
車両単体なら、台湾以外にも通勤電車やら地下鉄やらで既に相当数実績があるんやね。初めて知った物も多数。

・国内の新幹線計画
えらい生々しかった。青森県的な優先順位とか、札幌で「新幹線体験ツアー」が必要なレベルだったりするとか。一番楽観的なのは九州ってことで。途中駅(予定)が多すぎるのは気になるが。
リニアについてはルート問題が最難関、これは改めて言うまでもないわな。

・高速値下げ問題
行間から四国の悲鳴が。恐るべき負の相関。一度も瀬戸内海を渡ってない人間が言うのも何だが、行く余裕ができたら応援の意味も含めて JR 使いまくりたい。

・地方の中小私鉄
この話になると、明暗を分けた三木&北条を思い出す。生き残ってる会社は何が違うのか。情熱とかアイデアとか発想の転換とか、やっぱりそのへん?

・関東&関西の近況
MSE がスペーシア対抗策だったとは知らなんだ。
関西の状況は、神戸寄りの住民としては実感の通り。中之島線乗ってみて、他駅(特に梅田)から近そうで遠い位置関係は、ちと辛いかなと思った。逆になんば線は奈良行きに積極利用したい感じやし。まだ乗れてないけど。

・車両のデザイン
水戸岡さんが目立つからか、半分くらいは情熱大陸みたいな内容。しかし、この章の締めくくりと、巻頭の500に対するコメントが、微妙に矛盾しているような…。近年の流れとしてデザイン重視はアリだが、東海に限ってはナシってことすか。

・通勤電車事情
混雑度上位路線で「痛勤」してた時代もありました。もう無理。
まとめて早く運ぶための過密ダイヤが遅延の元ってのは皮肉だよなぁ。「社会的費用」の試算とか観ちゃうともうがっくり。提案されてる解消策が全部実現するかは難しいけど、やってみるだけの価値はあるかも。
海外の方も結構壮絶やな。ルートや種別がほいほい変わるとか、おそろしくて乗れんて。

・駅力ランキング
地元駅を探してみたら、阪神の評価がえらい高くて驚いた。JR はともかく、阪急より便利って判定なのか。まぁ、周辺施設まで含めるとそうかも。

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