都めぐりをご褒美に (1) 青空と戯れる黒

最近鉄分薄くてすいません…あれ? まぁいいや。今度のシリーズはほぼ鉄。でも概ねゆるいので、ゆるーくお読みください。

暑い。溶けそうになりながら駅から歩く。青もみじの木陰に、ふと足を止めた。

ほんの数日前に決まった予定だった。大仕事でへろへろになっていたわたしに、彼氏さんからの提案。休みが1日だけかぶる週末に合わせて、Z に乗って飛んできてくれたのだった。
金曜は夕食をご一緒して、明けて土曜。やってきたのはこちら。

梅小路。2度目の訪問だが、閉館間際の前回に見逃したものは多い。既に3度目となる彼氏さんの方が何かと詳しそうだ。

入館とほぼ同時に響き渡る汽笛。ちょうど11時、スチーム号の始発が動いた模様。早速そちらへ向かい、折り返しを待ち構える。

ほどなく、カーブを曲がって戻ってきた。期せずして嵯峨野線とコラボ。

やはり SL だからなのか、一眼を構える人の年齢層が少し高く感じる。

陽光をはじく新緑の向こうで、ひとときの休息。

停まっている間に、いろいろ観察してみよう。

5、4、3、2、1…脳内でカウントダウンしちゃったのは秘密。

そのうち、ざくざくと石炭をくべ始めた。スコップですくい投下する様子を狙うも、なかなかうまくいかず。

勢い良く立ち上る黒煙。無風なら空高く。風が吹けば、観客の頭上へ降り注ぐ。

…ふぅ。暑いね。木陰のベンチに落ち着くと、また動きそうな気配。どうやら、乗客が多いので臨時列車を仕立てたようだ。

飛行機雲の駆け巡る下を、ゆっくりとバックで発車。

線路の反対側に回って撮ろうと移動する。転車台には、黄色く塗られて逆立ちするペットボトルが点々と。

産業廃棄物表示に近づくと、そこには燃えかす。石炭ビフォーアフター。

数分でスチーム号は帰還。

どうも最近、こういう撮り方ばっかり大好きになっている気がする。

降りてくる乗客たちをお迎えする係員さんたち。この距離に立つとかなり熱い。
さて、屋根の下のものを鑑賞に行こう。

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