ぼくらの二日間の休暇 (9) 輝ける勇姿

今日は珍しくソロ外食。両親がちょっと小倉に行ったからなのだが、なんか吹雪やら積雪やらせんとくんやら色々ネタがあったらしい。わたしはわたしで別ネタ仕入れたし。
さて、長らく引っぱった新神戸集中攻略の会の最終回をどうぞ。

個人的に馴染みのルート・2号線と王子公園を経由して、新神戸に戻ってきた。再び頭を切り替え、この日の締めくくりとなる 29A を待ちながら、前日とは違う絵を求めてもう一度試行錯誤。

合間の上り列車で、新しい切り口を探す。これは何を狙っているか意味不明になってしまったが、逆光は表面がシルキーな質感になって良いかも。とにかく「普通に撮る」癖がついてしまっているのを、いずれなんとかしたい。特にこういう駅では。

真昼の晴天故、しましまを上手く使いこなすのは困難を極めるが。顔にひっかけないよう、かいくぐるだけで精一杯。

結局、トンネルからの飛び出しを捕らえることにした。

前を行く F で最終調整。鼻先のうっすら影は、そのくらい薄くて済めば助かるなぁ。あとは濃くてはっきりした影にかからないよう、寸止めを狙うのみ。

さあ、最後の勝負だ。

…だよね。陽の強さにも左右されるけど、そもそも青地では薄い影でも目立つんよね。と思ったら、わたしの止め位置が柱1本分早かっただけと後で気づいたわけだが。

まるで水面みたいな複雑な反射を「鏡」に投影しつつ、W8 は所定の停車位置へと向かっていった。


見上げれば、目の前にはふくろうの羽。これをじっくり眺めるのは最後になるだろう。
そんなこちらの感傷をよそに、29A は普段通りに動き出す。強い陽光でいっそう暗さを増すホームを背景に、あらん限りの光を放って。

16号車付近の「乗車口はありません」系の記録を撮るとのことで、下りホームの端へ向かう虎さんにまずご挨拶。
関東のお二方は同じ列車で帰られるものの、号車が大幅に違うとのことで、東京寄りの乗車口へ向かう tks_naka さんにもご挨拶。
列車が着くまでの間、Wisteria さんと盛り上がっていたのはホームに設置された時刻表パネルのことだった。撮影的に力を出し尽くした後だったので撮り損ねたけれど、N700 を示すアイコンに真っ向から対抗するかのような、緑字に白ヌキの “K500″。そう、それは V こだまにつけられた印だった。どうせなら W にも何かついていれば最高だったなぁ。
大きな荷物を抱えて 34A に乗り込む販促員さんを最後に見送って、去り行く車両に手を振った。

こうして、撮影に明け暮れた週末が終わった。
1人ふらりと泊まりがけの遠征で連日撮り続けていたことは過去にも何度となくあるけれど、2日にわたって同じ方々と行動をともにして撮るというのは、それとはまったく違う体験のように感じた。楽しいことは共有すると2倍じゃなくて2乗になるのかもね。

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