雪解けには遠い山の裾に向かい
26 Jan 2010
3連休富士山遠征の帰りに観た、見事な伊吹山。そして東の方から次々と冬の風物詩狙いで訪れた皆様の報告。勢いで動く性格の持ち主が、晴れた週末に黙ってじっとしていられるはずもなく。
よし、雪見に行こう。そんな16日のお話。
といっても前夜の残業疲れは深く、午前遅くからのスタート。
米原発車直後、白さのない車窓に一抹の不安が。しかし、醒ケ井近辺から景色はどんどん染まる。そして降り立った柏原。
ホームが埋まってるー!
勿論、乗降に使う部分はしっかり雪かきされてるけど。
体力温存のため、今回もバス。29A 狙いに最適なダイヤは健在だった。ほどなく、目指す田んぼに到着。
あぁ、すごくいい雰囲気。
なにかいる。絶対人間じゃないなにかが。
見渡せば山を除いて一面の銀世界! やっほーい! 米原では間近で雪に触れなかったこともあり、これが今季初の本格的な接触。必要以上にテンション爆上げ。
おっと、こうしちゃいられない。主役は雪じゃなくて新幹線だ。慣れない明るさに、念入りに露出確認。 ISO は200じゃ低いが400では飛ぶ。320かな。
そんなこんなで、30分。そろそろ時間だ。集中して構図を固める。
…と、背後で人の気配。振り返る暇はないが、雪の中でこけた人が歩いてくるようだ。って、うまく避けないと写り込む。まずいな。いや、焦ったら負けだ。落ち着け自分。
左側の道を向こうへ歩く人を、フレームから外すのは紙一重だった。まぁ苦労はしたけど、肝心の伊吹山はご覧の通り。でも、見渡す限りの白い雪原が、冬を求めるわたしの心を満たしてくれた気がする。
雪景色を悠々と行く16両ののびのびとした姿。山陽ではほぼ間違いなく観られない光景。来て良かった。
真剣勝負から解き放たれて、自由に雪を絡めて撮るのもまた楽しいひととき。在来線に目を向ける余裕も出てくる。
しかし、結局あの山が頂点を披露してくれたのは、29A の30分後に帰りのバスが来る寸前のわずか1、2分。それも通過列車が完全に途切れた一瞬のことだった。
やっぱり、自然は甘くない。
Comments
こんにちは。
伊吹山は富士山以上に雲がかかり易い気がします。日本海からの風が流れ込んでくる関ヶ原だからなのかもしれません。
自然は簡単には気を許してくれないようです^^;
こんにちはです。
ここの雲かぶり率は本当に高いですね。大抵この近辺だけピンポイントで雲です^_^; こういう立地だからこそ、これだけ雪も降るのでしょうけど。
じっくり天気と対決したいところですが、残り実質4週間という制限が重くのしかかっております…
雪や500系を見てテンションが上がる人が他にもいらっしゃるのを見て、
そして伊吹山がなかなか顔を出してくれないと聞いて安心しました・・・(爆)
この界隈の景色の変わりようにはいつも驚かされます。
残り時間も指折りになりましたが・・・
どう使おうか悩んでしまいます。。
雪を求めるなら更に北へ・・なんて冗談はやめておきます。
以前富士で愛知にお住まいの方にお会いした時に聞いたことがあります。
伊吹山の天気は研究しても分かりにくい。でも富士山は比較的わかりやすいそうですよ。
皆様こんばんはです。来月の予定がやっと立ち始めました…
>哲ちゃんさん
めったに綺麗に見えないからこそ、富士山帰りに車内から観るだけの絶景が恨めしかったですw
春夏ののどかな景色と比べると本当に別物だなと感じます。東海道ならではの醍醐味ということで、リベンジを狙うべきか否か…思案のしどころですね…。
>サエグサさん
北ですか…それって、スノーブーツやかんじきを携えないと立ち向かえない世界だったりしませんか?w
わたしも現地で、富士山は天気図からある程度読めると教わったことがあります。それに比べたら、やはり伊吹は運を天に任せる的な一面があるように感じますね。
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